さかき(榊、栄樹)の実

サカキの実

  • サカキ

ツバキ科サカキ属
暖地の常緑樹林に生える常緑小高木。
枝葉を玉串として神前に供える。花期は6〜7月。果実は11〜12月に黒紫色に熟す。


実家に行ったついでに、久しぶりに神社にお参りした。
以前は山の麓の鳥居をくぐって谷沿いの道を上り、更に急な石段を上り切ると山の樹木に囲まれた広場に静かな佇まいで本殿があった。折々の行事でよく上っていたので、道の曲がり具合や道端の石や草の様子までが記憶に残っている。
私が実家を出てしばらくの後、神社は麓に下りた。脚腰の弱った人もお参りし易くはれやかな場所だが、以前の神社に比べると軽い。これも時代の流れか。
境内にはいろいろな樹が植栽され育ちつつある。この木々が大きくなれば神社の風格も出てくるのだろう。
サカキの実が沢山実って、つやつや輝いていた。