さかき(榊、栄樹)の実

サカキ ツバキ科サカキ属 暖地の常緑樹林に生える常緑小高木。 枝葉を玉串として神前に供える。花期は6〜7月。果実は11〜12月に黒紫色に熟す。 実家に行ったついでに、久しぶりに神社にお参りした。 以前は山の麓の鳥居をくぐって谷沿いの道を上り、更に急な…

こばのがまずみ(小葉の莢蒾)

コバノガマズミ スイカズラ科 福島県以南、四国、九州の山野に生える落葉低木。 葉の両面に毛があり、葉柄は短い。 体育の日、雲は多いが時折は青空と太陽もでるハイキング日和。 というのに、ネットで購入した地デジテレビの配達を午前中に指定していたので…

みやまがまずみ(深山莢蒾)の実

ミヤマガマズミ スイカズラ科 山地の林内や林縁に生える落葉低木。 若枝や葉の表面に毛がほとんどない。花は5〜6月。 友人と5ヶ月ぶりに一時間ほどの山歩きをした。 おしゃべりしながら、じわっと汗が出る程度のゆっくり歩きをした。 友人は、妙に息切れがす…

しろだも

シロダモ クスノキ科 高さ10〜15mの常緑樹。雌雄異株。花は10〜11月に咲き、雌株は前年の赤くなった実と今年の花が同時に見られる。 葉裏が白い。 植物観察会に参加した。今日は風があり、青空に山の稜線がくっきりときれいで、稲穂を渡る風とアキアカネの群…

あじさい 猩々(しょうじょう)

草花観察会で、神戸市立森林植物園のアジサイを見に行った。 無料送迎バスは去年のこの時期積み残されたのを覚えていたので、早めの電車に乗った。 今日一日だけの梅雨の晴れ間との天気予報どおり雲ひとつない青空で太陽が降り注ぎ、見頃にはあと一歩と言う…

ほざきしもつけ(穂咲下野)

ホザキシモツケ バラ科 高さ1〜2mの落葉低木。北海道、本州の日光、霧が峰の日当たりの良い湿地に生える。 アジサイは雨がいいからと、雨の中アジサイの名所での自然観察会になったが、今年は開花が遅いようで、色の出ていないものが多かった。シチダンカ、…

はないかだ(花筏)の実

ハナイカダ ミズキ科 山野のやや湿った林、日陰の林縁に生える。高さ1〜3mの夏緑低木。 雌雄異株。葉の上に花が咲く様子を筏に見立てた名。 山道の日陰のハナイカダの葉に、葉と同じ色の実が乗っている。 つやつやと光って可愛らしい。 秋の黒く熟した実の様…

えびがらいちご(海老殻苺)

エビガライチゴ(別名:ウラジロイチゴ) 高さ1〜2mの夏緑低木。日本全土の林縁、木の切りあとに生える。 全体が腺毛と細い棘に覆われ、特にがくの様子が蝦の殻に似ていることからの名。 山道の斜面にエビガライチゴの花が咲いていた。5日前に通った時には…

りきゅうばい(利休梅)

リキュウバイ(バイカシモツケ、マルバヤナギザクラ、ウメザキウツギ) バラ科 中国中部の原産で、高さ3〜4mの落葉低木。日本へは明治時代に導入された。 「リキュウバイ」は、花屋さんが用いる園芸上の呼び名である。 リキュウバイは茶花に使われるから、…

さねかずら(実葛)の実

サネカズラ(別名:ビナンカズラ) マツブサ科サネカズラ属 本州の関東以西〜沖縄の山野に自生するつる性植物。 ビナンカズラ(美男葛)は、江戸時代に、この木の枝から採った粘液を水と混ぜて洗髪や整髪に使った事に由来する。 雌雄異株または同株。 近くの…

おおうらじろのき(大裏白の木)の黄葉

オオウラジロノキ(別名:オオズミ、ヤマリンゴ) バラ科 10月も終わりの今日は、雲ひとつない青空で気温も高く心地良い日だった。 裏山に入ってみたら、木々が色とりどりに変化を見せ、アベマキの大木の下は、道が葉で覆われていた。 オオウラジロノキが陽…

かまつか(鎌柄)

カマツカ(別名:ウシコロシ)〔08年5月21日花up〕 バラ科カマツカ属 カマツカの朱色を帯びた赤い実が、まだ緑色の葉の下で陽を浴びている。透き通るような艶が美しい。 この辺りの木は小さく、実も少ないが、先日登った六甲山頂から凌雲台への道筋のカマツ…

あくしば(灰汁芝)の実

アクシバ ツツジ科 高さ15〜50cmほどの落葉小低木。 広葉樹林の林縁に生える。赤い実は食べられる。 初夏の頃沢山の花をつけたアクシバ。実を楽しみにしていたのに一つも生らなかった。 今年もお目にかかれないかと思っていたら、今日、日当たりの良い斜面の…

みつばあけび(三葉木通)の実

ミツバアケビ アケビ科アケビ属 山野の雑木林に見られるつる性の落葉樹。雌雄異花。 若芽と果実は食用に、つるはかごを編んだり細工物の材料にする。 昨日までの暑さが少し和らいだ。ススキの穂やオミナエシや萩の花が風に揺れ、山はすっかり秋の気配だ。 木…

あぶらちゃん(油瀝青)の実

アブラチャン クスノキ科クロモジ属 高さ3〜5mの落葉低木。山裾などの湿った林に自生する。樹皮や葉、種子に油を含み、種子から採った油は、灯明に使われた。 植物観察会に参加した。JR道場駅からスタートし、武庫川沿いを歩きながら、山裾や川沿いの植物…

もくげんじの花

モクゲンジ(別名:センダンバノボダイジュ) ムクロジ科モクゲンジ属 今年の3月10日に面白い形の実をupしたモクゲンジ。 昨日の「アジサイ講座」の帰りがけに「モクゲンジの花が見頃」と教えていただいた。後戻りして見たいと思ったが、午後は雷を伴う大雨 …

神戸市立森林植物園のあじさい

申し込みをしていた「あじさい講座」に参加した。 家を出る頃にぽつぽつ降りだした雨は、送迎バスで植物園に着いた頃には本降りになり、研修室で講義を聞いている一時間ほどの間に土砂降りになった。 長年あじさいの栽培と実験に取り組んでおられる先生の話…

神戸市立森林植物園のあじさい

森林植物園の「森の中のあじさい散策」期間も終わりに近づき佳境を迎えた頃。北神急行電鉄主催の「あじさい散策フリーハイキング」を利用して、森林植物園へ。 今日はボランティアガイドさんには付かず、28日に「自然観察講座」に参加して、ちょいと詳しくな…

がんぴ(雁皮)の花

ガンピ〔07年6月3日up〕 ジンチョウゲ科ガンピ属 高さ1〜2mの夏緑低木。樹皮から高級和紙をつくる。 高さ2mを越える大きなガンピの木が太陽をいっぱいに受けて、満開。近寄るとふんわり良い香り。 今日は朝から夏本番を思わせる暑さで、山も緑の香りがむん…

こあじさい(小紫陽花)いろいろ

コアジサイ〔07年6月5日up〕 ユキノシタ科アジサイ属 3時間ほど山歩き。どの谷もコアジサイが満開の見頃だった。 先日の観察会で、先生が「コアジサイとコガクウツギの自然交配種を見た事がある。アマギコアジサイというのだが。」と話されたが、これもそう…

あけぼのうつぎ(曙空木)

アケボノウツギ ユキノシタ科ウツギ属 ウツギは日当たりの良い山野にふつうに見られ、初夏に白い花を咲かせる馴染み深い木。 変異が多く、一重で花弁の外側が紅紫色になるものがアケボノウツギ。 神戸市立森林植物園のアケボノウツギが丁度満開だった。 しょ…

もっこうばら

モッコウバラ バラ科 中国の中部、南部原産で、日本には江戸時代中期に渡来した。 常緑で棘がなく、半つる性で垣根やアーチに利用される。 近年、モッコウバラの見事な株を見る事が多い。垣根のフェンスに絡ませたり、崖に垂らしたり上手に庭に配置されてい…

こなら(小楢)の若葉

コナラ ブナ科コナラ属 落葉高木。暖帯の山野のいたるところに見られる、雑木林を代表する樹木の一つ。 かつては薪炭用に伐採され、現在はシイタケ栽培のほだ木などさまざまに利用されている。 若葉には絹毛がある。 山の木々がいっせいに葉を開く今の時期は…

やえざくら(八重桜)

植物観察会に参加した。山の緑も新芽の色はいろいろ、ヤマザクラの色もいろいろ。今の季節の山は色彩豊かで、希望に満ち溢れている。 沢山の草木を見たが、今日の私の一番はこのヤエザクラ。古い歴史のある農村で幾年月、村の春を彩ってきたのだろう。 桜色…

うこんざくら(鬱金桜)

ウコンザクラ バラ科サクラ属 サクラの栽培品種。花色は淡黄色、中輪八重咲き。4月中旬〜下旬に、開葉とともに開花する。 ウコンザクラが、神戸市立森林植物園のサクラ園で静かなたたずまいで咲いている。八重咲きなのにさっぱりした風情をかもし出している…

神戸市立森林植物園のサクラ

ソメイヨシノ シラカバの白い幹が奥の方に見えています。植物園ならではの風景です。 ベニシダレザクラ ほぼ満開。大木ではないけど派手です。元気がもらえます。 キンキマメザクラ 小さな木に、下向きの花が静かに咲いています。いとおしく、癒されます。 …

からすざんしょう(烏山椒)の冬芽

カラスザンショウ ミカン科サンショウ属 山地の二次林や沿海地に生える落葉高木。若い枝には棘があり、古い幹の棘は落ちていぼ状に残る。 山の中に通る道路の下の谷に、大きなカラスザンショウが群生しています。枝や冬芽の観察に絶好のロケーションというこ…

あかがし(赤樫)

アカガシ(別名:オオガシ、オオバガシ) ブナ科コナラ属 高さ20mほどになる常緑高木。 材に赤みがあるのでこの名がついた。堅くて強く木目が美しいので、器具、建築材などに利用される。 葉は長楕円形で殆んど鋸歯がなく、葉先がとがっている。 ドングリは…

もくげんじの実

モクゲンジ(別名:センダンバノボダイジュ) ムクロジ科モクゲンジ属 高さ10mくらいになる落葉高木。 中国や朝鮮半島に分布し、日本では本州の日本海側などに自生するが、本来の野生のものか、栽培種が野生化したものかわかっていない。 風船のように膨ら…

やまぐるま(山車)の果実

ヤマグルマ(別名:トリモチノキ) ヤマグルマ科ヤマグルマ属 高さ20m位になる常緑高木。山地の沢沿いなど、空中湿度の高い岩場の林に生える。 葉が枝先に車輪状につく。 樹皮から鳥もちが採れる。 この果実は種子が飛び出した後のものです。面白い形をして…