2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧
コケオトギリ オトギリソウ科 高さ5〜30cmの小形の多年草、または一年草。 湿地、水田に生育する。 夏空とセミの声にひかれて少し遠出。 山の中の明るい草原でひと休み。ここの上の方に小さな池があるので、西側にある林の縁はいつもなんとなく湿っている。…
昨夜はすさまじい雨。 今日の午前中は雲も多く蒸し暑かったが、午後になると風もさやさや吹き、だんだんとキッパリした青空が見えてきた。本当の夏が来た。 午後4時の山。見上げると、上の方の葉に西日が当たって緑が透けている。 ヒグラシの鳴き声がカナカ…
ワルナスビ ナス科 高さ50cm〜1mの多年草。 明治初期に渡来した北アメリカ原産の帰化植物。 繁殖力が強く、根茎には除草剤も効かないうえ、茎や葉には鋭い棘があって駆除に困ることよりこの名がついた。 「ワルナスビは大切な植物です。」07年8月19日 神戸市…
サジガンクビソウ キク科 花のつく様子が煙管の雁首に似ていて、根元の葉が匙形をしているところからついた名。 高さ25〜60cmの中形の多年草。 サジガンクビソウは少し日かげの林の縁に生えている。 すぐ近くにふかふかの落ち葉が積もった所があるのに、硬い…
オオボウシバナ(別名:ツキクサ、アオバナ) ツユクサ科 道端などに普通に見られるツユクサの大形変種。 径4cmほどの花は、午前中だけ開き午後にはしぼむ。 ツユクサの花の色素は、水に浸すと色が消える性質があるため、花びらの色を紙に染ませた青花紙が友…
アカショウマ ユキノシタ科 高さ40〜80cmの中形の多年草。 シイ・カシ帯とブナ帯の林縁、草地に生える。 神戸電鉄主催のハイキングに参加。有馬温泉駅スタート、紅葉谷を登って六甲山へ。 六甲山最高峰を経て魚屋道(ととやみち)を下って元の有馬温泉へとい…
−ノギラン ユリ科 高さ20〜40cmの中形の多年草。 山道の両側のあちこちに生えていて、一年中いろいろな顔を見せてくれるおなじみさん。 冬のロゼットがだんだん大きくなり、5月の終わり頃にちょこんと蕾がつき、蕾を乗せたまま茎がグングン伸び、蕾も上へ向…
ハエドクソウ(別名:ハエトリグサ) ハエドクソウ科 高さ40〜80cmの中形の多年草。全草が有毒。 和名は、根の搾り汁を蝿とり紙に用いたことによる。 沢沿いの人一人がやっとの道に単車の轍。あぁとうとうここにも…。 道の両側の草やキイチゴなどの小さな木…
ナツフジ(別名:ドヨウフジ 土用藤) マメ科 盛夏のころ緑白色の花をつける。 つるは左巻きで、山の中の道ばた、林縁の小高木に巻きついてのぼる。 夏藤、土用藤は晩夏の季語としても用いられる。 今日は暦の上の「大暑」だと、天気予報の天達さんが言って…
アオツヅラフジ(別名:カミエビ) ツヅラフジ科 つる性木本。雌雄異株。枝や葉は短毛で覆われる。 6枚花びらで、花びらの先は2裂する。 つるや根、果実は痛み止めなどの漢方に使う。 つるは編み物、特に背負い籠に利用する。 朝から霧が下りて、今日もうっ…
ヤブカンゾウ ユリ科キスゲ属 昔に中国大陸から日本に持ち込まれたものと考えられているが、今では広く野生化し、人里に近い道ばたや土手、野原に生えている。庭にも植えられる。 若芽は食用になる。 曇り空を気にしつつ、少し遠いスーパーへ。霧雨も時折降…
タケニグサ(別名:チャンパギク、ササヤキグサ) ケシ科 高さ1〜2.5mの大形多年草。山の中のくずれ地、木の切りあと地、道ばたに生育する。 葉や茎を切ると出る乳液はプロトピンなどのアルカロイドを含み有毒で、害虫の駆除に用いられる。 名前の由来は諸説…
ダリア キク科 ダリアは主としてメキシコ山地の原産。16世紀の初め、スペイン人がメキシコを征服したときには、すでに先住のアズテク族の庭にダリアが栽培されたと考えられている。種子がヨーロッパ(マドリード)に入ったのは1789年のことで、以後おびただ…
チョウセンヨメナ キク科 朝鮮半島南部原産の高さ50〜80cmの多年草。 茎が太くてしっかり立ち、地下茎が株の周囲に走ってよく殖える。 花壇や切花によい。 超大型台風4号が接近中。沖縄や九州は大きな被害が出ているらしい。 天災はおそろしい。これ以上被害…
コムラサキ(別名:コシキブ) クマツヅラ科 ムラサキシキブに似ているが、全体に小形であることからの名。 山麓や山地の湿地に自生するが、秋に熟する果実の美しさを鑑賞するため庭木としてよく植えられる。 庭のコムラサキの花が、ひそやかに咲いている。 …
ジャノヒゲ(別名:リュウノヒゲ) ユリ科 高さ10〜15cmの小形の常緑多年草。 山野に自生するが、園芸品としても出まわり、花壇の縁取りや土止めによく利用される。 園芸品にはわい性種や白い斑入り種がある。 庭のジャノヒゲも花盛り。といっても、ジャノヒ…
ヒメヤブラン ユリ科 高さ10〜20cmの小形の常緑多年草。 シイ、カシ帯とブナ帯の草地、乾いた林に生育する。山のひらけた草はらに咲いている。 左右に広がった細く長い葉の真ん中から立ち上がった茎は10cm足らずで、まわりの芝やら草やらに埋まっているけど…
ネムノキ(別名:ネムリノキ、ネブノキ) マメ科 高さ6〜10mになる落葉小高木。 山地の林縁、原野など日当たりの良い湿地を好んで自生する。 和名の「眠の木」は、葉が夜は閉じて眠るように見えることから名づけられた。 多数のおしべが細長く、紅色で美しい…
アガパンサス(和名:ムラサキクンシラン) ユリ科 南アフリカ原産の宿根草。 切花用として畑で栽培されたり、観賞用に庭植え、鉢植えにされる。 すらっと真っすぐに伸びた茎と薄紫色の花が、梅雨の蒸し暑さを忘れさせてくれます。 晴れの日、曇りの日、雨の…
雨の後、山のあちこちにはキノコが突然出現。 この季節のキノコは、どれも気もち悪さが先に出る。 一番気もち悪いものは恐る恐るのぞいて離れた。 二番目に気もち悪いのはカシャッと写した。一個の直径が20cmあまりで、おしくら饅頭みたいに並んでいる。昨日…
梅雨時のわくわく。モリアオガエルの卵です。 いつもの道から数メートル横道に入った所で。
クリ ブナ科 高さ5〜15mの落葉高木。 雌雄同株。種子は食用。材は水に強いのでいろいろに利用される。 梅雨の晴れ間。ちょこっと山へ。 このクリはシバグリです。周りには大木もあって、秋には実がいっぱいつくけど、いつの間にか誰か(何か?かも。この辺り…
ムラサキシキブ クマツヅラ科 高さ2mくらいの落葉低木。 秋深まって葉の落ちた後の果実の美しさを、源氏物語の作者の名前にかけて名づけられた。 幹は真っすぐ伸びてしかも強いので、道具の柄、杖、はし等に利用される。 久しぶりに雨が降らない一日だった。…
ベニバナボロギク キク科 アフリカ原産の帰化植物。草丈50〜80cm。 山林の伐採跡地などに一気に入り込み、そこで気に入った養分を吸い取れば衰える。 スーパーへの道ばたに咲いた。 ここの草は毎年、梅雨明け早々には草刈機でブンブン切り倒される。今年初め…
ツルレイシ ウリ科 熱帯アジア原産で、中国へは明の時代に、日本へは江戸時代初期に入った。 九州や琉球列島では昔から食用としていた。 沖縄特産だが、近年本州でも人気の夏野菜となっている。 宮崎県出身の方から初めて頂いたときは、苦くて食べられなかっ…
アカザ アカザ科 高さ60〜150cm余の大形の一年草。古くから日本に入ってきた中国原産の帰化植物。 若葉の表面に赤色の粉状物が出ていることからの名。 若葉はゆでて水にさらすと食用になる。 漢方では、若苗を日干しにしたものを黎(れい)といい、滋養強壮…
ヒメヒマワリが咲きました。 宿根の品種なので、特別な手入れをしなくても季節が来たら芽を出します。 梅雨空の庭に、夏の元気をいち早く届けてくれる黄色です。 今日も一日中降ったりやんだりの、蒸し暑い天候。 しっとりした色合いの花もいいけれど、雨の…