2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

サフラン

サフラン(別名:バンコウカ 蕃紅花) アヤメ科サフラン属 地中海東部に自生し、また、有用植物として紀元前より栽培されている球根植物。 雌しべの赤い部分を摘み採って乾燥させ、通経、鎮痛、鎮静の生薬として、また料理の香りと色づけに利用する。 一つの…

ぬるで(白膠木)の果実

ヌルデ(別名:フシノキ、シオノミ) ウルシ科ウルシ属 高さ2〜5mの落葉小高木。 樹液は器具などに塗る。葉軸に出来る虫こぶを五倍子とよび、薬や染料になる。 果実が熟すと塩辛味が生じる。採取して日干しにしたものを漢方で塩麩子(えんふし)といい、下…

きくばやまぼくち(菊葉山火口)

キクバヤマボクチ キク科ヤマボクチ属 山地のやや乾いた場所に生える多年草。近畿地方以西、四国、九州に分布する。 今年はキクバヤマボクチが10本あまり生えている場所を見つけていた。見頃かなと楽しみにして行ってみたら、今年も遅かりし…。根元から鋭利…

さわだつ(沢立)の果実

サワダツ ニシキギ科 高さ1〜1.5mの落葉低木で、枝が緑色をしている。本州、四国、九州の湿った林に見られる。 果実の直径は約1cm。 快晴の秋空。キッコウハグマとダイモンジソウを求めて沢歩き。携帯電話もつながらない谷で、滑って怪我でもしたらと考える…

ばりばりのき(バリバリの木)と ほそばたぶ(細葉椨)

バリバリノキ(別名:アオカゴノキ) クスノキ科ハマビワ属 高さ約15mになる常緑中高木。暖帯、亜熱帯に分布し、特に九州南部に多い。 ホソバタブ(別名:アオガシ) クスノキ科タブノキ属 高さ10〜15mの常緑中高木。近畿以西から沖縄、朝鮮半島南部の島の暖…

しきみ(樒)の果実

シキミ シキミ科シキミ属 シキミの実が熟しだした。今年の4月10日にアップしている優しげな花からは想像できない、不気味な色の種子が、エイリアンの眼のように光っている。猛毒、触ってはいけないと聞かされているので、余計気味が悪い。 今日は秋らしい爽…

屋久島の花(10月6日・7日)

3泊4日の屋久島旅行に心満たされ帰宅した。たっぷりの緑、広やかな海、凛々しく重なり立つ山々、なだれ落ちる滝、降ったり照ったり場所と時間によりころころ変わる天候。自然の中にゆったり浸ることが出来た。 花は少ない時期らしいが、初めて目にするものが…

まめがき(豆柿)

マメガキ(別名:シナノガキ) カキノキ科 カキ渋をとるために栽培されたり、台木として用いられる。 実は食べられる。 農家の庭はずれのマメガキが、実をいっぱいつけていた。 子どもの頃、父が何処からか手に入れてきて、屋敷の隅っこに植えてくれた。甘い…