しもばしら(霜柱)

シモバシラ シソ科 たかさ30〜70cmの多年草。低山の木陰や水はけのよい林内に生える。 冬枯れの茎の根元に霜柱のような氷柱ができる事からの名。 森林植物園での自然観察会に参加。 昨日の陽の射さない冷え込みとはうって変わった青空のキンとした冷え込み。…

さかき(榊、栄樹)の実

サカキ ツバキ科サカキ属 暖地の常緑樹林に生える常緑小高木。 枝葉を玉串として神前に供える。花期は6〜7月。果実は11〜12月に黒紫色に熟す。 実家に行ったついでに、久しぶりに神社にお参りした。 以前は山の麓の鳥居をくぐって谷沿いの道を上り、更に急な…

こみかんそう(小蜜柑草)

コミカンソウ トウダイグサ科 高さ15〜50cmの一年草。道端、畑、荒地に生える。葉の下につく直径2.5mmくらいの果実がミカンを思わせることからこの名がある。 駅のホームの隙間に生えていたコミカンソウ。寒さにあたって全体が赤く染まり、可愛らしい。 田舎…

有馬温泉の紅葉

稽古仲間と紅葉狩りへ。 有馬温泉観光総合案内所でウォーキングマップをもらい10:30にスタート。新しいマップは判も字も大きくおすすめコースも載っていて単純化された道も一見わかり易く、バス停、市民トイレなども書き込まれていて便利だけど「以前の絵入…

書写山円教寺の紅葉

西国第廿七番 天台宗 書寫山圓教寺 当山は康保3(966年)性空(しょうくう)上人によって開かれました。 …略… 「西の比叡山」とも称されれるように僧侶の修行の道場としても栄えて参りました。現在境内は国指定の史跡であり、又多くの重要文化財が現存してい…

呑吐ダムハイキング

小学校区の「マナビィひろば」企画のハイキングの案内が地域の回覧でまわってきた。ダム内部の見学が出来るということで、いつもハイキングや観察会で眺めているつくはら湖を別の視点から見られそうだと考え申し込みをした。 今日は「第19回 呑吐ダムフレッ…

きくばやまぼくち(菊葉山火口)

キクバヤマボクチ キク科 植物観察会に参加した。雲は多いが爽やかなハイキング日和。 暑い夏の名残かセンニンソウが花盛りだったり、その足もとにはイヌタデの群生が秋をいっぱいに感じさせてくれたり。 斜面にキクバヤマボクチが重そうに垂れて咲いていた…

秋のキノコ

2時間ほど山歩きした。 曇り空の今日、沢沿いの道は薄暗くいささか不気味だったが、足もとにいろいろなキノコが次々と出現、といった感じでかしゃかしゃ写真撮りながら結局気分よく往復した。 キノコは全く分からないので、きれい、かわいい、珍しい、と単純…

こばのがまずみ(小葉の莢蒾)

コバノガマズミ スイカズラ科 福島県以南、四国、九州の山野に生える落葉低木。 葉の両面に毛があり、葉柄は短い。 体育の日、雲は多いが時折は青空と太陽もでるハイキング日和。 というのに、ネットで購入した地デジテレビの配達を午前中に指定していたので…

みやまがまずみ(深山莢蒾)の実

ミヤマガマズミ スイカズラ科 山地の林内や林縁に生える落葉低木。 若枝や葉の表面に毛がほとんどない。花は5〜6月。 友人と5ヶ月ぶりに一時間ほどの山歩きをした。 おしゃべりしながら、じわっと汗が出る程度のゆっくり歩きをした。 友人は、妙に息切れがす…

ルリタテハの幼虫

このところ庭にいろいろな蝶が飛んでくる。 タイワンホトトギスの葉が丸坊主になっていて、幼虫やら蛹やらは見かけていたが、茶花用のヤマジノホトトギスの葉がぼろぼろになっているのに今日気付いて大慌て。まだ小さいので割り箸でそっとつまんでタイワンホ…

かわらけつめい(河原決明)

カワラケツメイ マメ科 高さ30〜40cmの一年草。河原や土手、道ばたの日当たりの良い場所に生える。果実のついた全草は利尿、便秘などに薬効がある。 カワラケツメイは以前、川の土手の群生を上から眺めたことがあるが、今回は道ばたの群生に出合い、ゆっくり…

へくそかずら(屁糞葛)

ヘクソカズラ(別名:ヤイトバナ、サオトメバナ) アカネ科 日当たりのよい草地、里山から山地の林縁、藪に生えるつる性の多年草。全体に悪臭がある。ヤイトバナは花を灸に見立てて子どもが遊んだことからの名。 黄褐色に熟した実はひび、しもやけ、あかぎれ…

ひし(菱)

ヒシ ヒシ科 池、沼、溜池などに生える一年草。夏〜秋に花を咲かせる。果実は食用になり、滋養強壮、消化不良、健胃の薬効がある。 昨夜のほんの少しの雨でも、今日の暑さは少し和らいだ。気持ちもホッとし、夏の写真の整理などした。 先日の灘浜サイエンス…

神戸市立森林植物園の自然観察教室

「秋草と萩めぐり」の教室に参加した。 暑いし、山の萩の様子からしても今年はまだ咲いていないだろうし、と萎えそうな気を「家にいても暑いのだ!」「申し込みのドタキャンはみっともない!」と気力を振り絞った。 結論から言えば「参加してよかった」。 30…

みやまうずら(深山鶉)

ミヤマウズラ ラン科シュスラン属 山地の常緑広葉樹林内に生える多年草。高さ10〜25cm。葉に鶉の羽模様に似た網目状の白い斑が入る。 暑さが戻ってきた。 夕方山に入ったら、尾根道の乾ききった所にミヤマウズラが一本だけすっくと立って西日のスポットライ…

みかえりそう(見返草)の蕾

ミカエリソウ シソ科 林床に群生する半低木。群生する姿が美しいので思わず見返るからミカエリソウというとも言われる。 台風接近、昨夜久々の雨、今日は雲も多く昨日までの猛暑から解放された。 一時間ほど歩いた所のミカエリソウの様子を見に行った。 「見…

灘浜サイエンススクエアのビオトープ

みくり(実栗)

ミクリ ミクリ科 池、沼、河川の水辺や淀みに生える多年草。ナガエミクリ、ヒメミクリなどの種類がある。 実が栗のいがに似ていることからの名。 昨日、灘浜サイエンススクエアでの自然教室に参加した。 第一部の六甲山のキク科植物の話はスライドとレジメを…

しろだも

シロダモ クスノキ科 高さ10〜15mの常緑樹。雌雄異株。花は10〜11月に咲き、雌株は前年の赤くなった実と今年の花が同時に見られる。 葉裏が白い。 植物観察会に参加した。今日は風があり、青空に山の稜線がくっきりときれいで、稲穂を渡る風とアキアカネの群…

烏原貯水池立ヶ畑堰堤

フクラスズメ(蛾)の幼虫  カラムシの葉をむしゃむしゃ

あきからまつ(秋唐松)

アキカラマツ キンポウゲ科 高さ40〜120cmの多年草。日本全土の草原や林縁に生える。 円錐花序に淡黄色の小さな花を沢山つける。おしべは多数あり、花糸は細く黄色の葯は目立つ。 自然観察会に参加した。 このところ連日熱中症が報じられ、昨日も今日も救急…

ひきよもぎ(引蓬)

ヒキヨモギ ゴマノハグサ科 高さ30〜60cmの一年草。低い山の草地に生える。 久しぶりに山に入って少し足を延ばしたら、日当たりの良い斜面でヒキヨモギの花が咲いていた。ここ何年も二株ほどが今にも消えてしまいそうに生えていたのに、今年は株が増えていた…

神戸市立森林植物園の自然観察講座

「梅雨の花々と出会おう」 以前から申し込んでいた講座に参加。家を出る時から周りは濃い霧に包まれ時折小雨も降っていた。 植物園への道は10m先もかすむようなガスで、送迎バスもゆっくりと走り、植物園に着いたら入り口付近のメタセコイアがシルエットに…

あじさい 猩々(しょうじょう)

草花観察会で、神戸市立森林植物園のアジサイを見に行った。 無料送迎バスは去年のこの時期積み残されたのを覚えていたので、早めの電車に乗った。 今日一日だけの梅雨の晴れ間との天気予報どおり雲ひとつない青空で太陽が降り注ぎ、見頃にはあと一歩と言う…

ほざきしもつけ(穂咲下野)

ホザキシモツケ バラ科 高さ1〜2mの落葉低木。北海道、本州の日光、霧が峰の日当たりの良い湿地に生える。 アジサイは雨がいいからと、雨の中アジサイの名所での自然観察会になったが、今年は開花が遅いようで、色の出ていないものが多かった。シチダンカ、…

かきのはぐさ(柿の葉草)

カキノハグサ ヒメハギ科 山地の林内に生える多年草。高さ20〜30cm。 カキノハグサが見頃になった。山道を歩いていると、林の中に木漏れ日を浴びた黄色がちろちろと見える。静かな林の中で明るい色を目にすると嬉しくなる。 今年は数が減っていると地元の人…

はないかだ(花筏)の実

ハナイカダ ミズキ科 山野のやや湿った林、日陰の林縁に生える。高さ1〜3mの夏緑低木。 雌雄異株。葉の上に花が咲く様子を筏に見立てた名。 山道の日陰のハナイカダの葉に、葉と同じ色の実が乗っている。 つやつやと光って可愛らしい。 秋の黒く熟した実の様…

えびがらいちご(海老殻苺)

エビガライチゴ(別名:ウラジロイチゴ) 高さ1〜2mの夏緑低木。日本全土の林縁、木の切りあとに生える。 全体が腺毛と細い棘に覆われ、特にがくの様子が蝦の殻に似ていることからの名。 山道の斜面にエビガライチゴの花が咲いていた。5日前に通った時には…