2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

うらじろ(裏白)

ウラジロ ウラジロ科 高さ1〜3mの大形の常緑多年草。 明るい林、林縁、木の切りあと地など明るい乾いた場所に生える。 ウラジロは注連飾りに添えたり、三方にのせる鏡餅の下敷きにするなど、正月に縁の深い草である。葉柄の先から左右つり合いよく出た2枚の…

幸福の木=ドラセナ・マッサンゲアーナ

ドラセナ(ドラケーナ)・マッサンゲアーナ(和名:シマセンネンボク) リュウゼツラン科ドラセナ(リュウケツジュ)属 属名は、ギリシャ語のドラカイナ(雌の竜)に由来する。この属の一種、ドラケーナ・ドラコ(竜血樹)が「ドラゴンズ・ブラッド(竜の血…

やまがき(山柿)冬空に映える日本の色

ヤマガキ カキノキ科 山地に生える落葉高木。 ヤマガキは山の日当たりのいい所で時折見かけるが、今日のは実の色づき具合と青空と冬の午後の陽射しがマッチしてとりわけ美しかった。 戦後ひらけたという団地からほんの少し山道に入ると、山の中に水田やため…

せんにんそう(仙人草)の実 白いヒゲがいっぱい

センニンソウ キンポウゲ科 駅のホームのフェンスの向こうに夏から咲き続けているセンニンソウ。 大きなサクラの木にからみ付いて、上の方に花をつけていた。 今日久しぶりに駅に行ったらきれいな実になっていた。 これぞセンニンソウの本領発揮。白くて長い…

さるとりいばら(猿捕茨) 林縁の赤い実

サルトリイバラ ユリ科サルトリイバラ属 山地の明るい林縁に生え、枝にある鉤状のトゲと巻きひげで、低木に絡まるようにのびるつる性低木。雌雄異株。 若芽は食用、根茎は薬用。 落葉樹の葉が殆んど落ちた山では、谷の向こうにサルトリイバラの赤い実が見え…

とうねずみもち(唐鼠黐)の実  枝もたわわに黒い実

トウネズミモチ モクセイ科 高さ10〜15mの常緑樹。中国原産。 成長が早く、大気汚染にも強いので都市公園などの緑化樹として植えられる。 果実の乾燥したものを漢方薬にする。 道路沿いのトウネズミモチは、少し離れた所からは木全体が黒っぽく見えるほど黒…

すずめうり(雀瓜)の実 白い音符が踊っています

スズメウリ ウリ科 つる性の一年草。雌雄同株。原野のやや湿った所に生える。 スズメウリの花が咲く8月〜9月は、地面はぐじゅぐじゅでそのうえイラクサやミゾソバなどの草が生い茂り、白い小さな花が見えていてもとても近づく根性がない。 このところ草も枯…

じゅうがつざくら(十月桜)冬空に楚々と薄桃色

ジュウガツザクラ バラ科 花期は10月〜12月。エドヒガンの変種。八重咲き。 3日の朝日新聞の記事を見て、神戸市立森林植物園へ。 メタセコイア並木を通り抜けた多目的広場の南側の縁に、ジュウガツザクラが花をつけていた。 事務所の人が「新聞の写真では大…

落ち葉

テレビの天気予報は雪達磨がいっぱい。 この辺りも寒そうな雲が広がり、風も冷たい。 縮こまっていても肩がこるばかりと山に入ったが、なかなか身体が温まらなかった。 山の道は落ち葉がふかふかで、歩くたびにかさこそとやわらかな音がする。 道の脇には、…

やつで(八手)

ヤツデ(別名:テングノハウチワ) ウコギ科 高さ2〜3mの常緑低木。暖地の海岸近くの林に自生する。 邪鬼の侵入を防ぐ呪力があるものと信じられ、昔から庭植え、鉢植えにされた。 斑入りや葉変わりの園芸品種がある。 葉の切れ込みの多いことからの名で、径2…