シダ類

シダの黄葉

シダは難しい。特にこの手のシダは、違いがよく分からずどれも同じに見えてしまう。 何度教えてもらっても、次に見た時は判別できない。 観察会で、足もとのシダを見て「○○シダ」と声に出せる人は、もうそれだけで尊敬する。 「どうしたらわかるようになる?…

うらじろ(裏白)の新芽

ウラジロ ウラジロ科 東北地方南部以南に自生する常緑多年草。 葉は葉柄の先端で2羽片に分かれる。その分岐点から新葉が生まれ、条件がよいと次々と葉を伸ばして芽をつけ、高さ2mあまりにもなる。 山道の南斜面。新緑が広がってきた薄暗い林をバックに、ス…

たちしのぶ(立忍)

タチシノブ ホウライシダ科 葉の長さ30〜80cmの常緑多年草。本州中部以西、四国、九州に分布する。 日当たりの良い崖、土手、林の縁などに生育する。 高く立ち上がる胞子葉は、葉が細かく切れ込み全体が繊細。 昨日のホラシノブで、去年田舎道の竹やぶの崖の…

ほらしのぶ(洞忍)

ホラシノブ ホングウシダ科 東北地方南部以南の、日当たりの良い崖などに生える。 秋が深まると紅葉する。 「山麓の洞のように窪んだ場所に生えるからホラシノブ」との先生の説明どおり、道から少し窪んだ南を受けた崖に群生しています。「こんな大きな群生…

ふゆのはなわらび(冬の花蕨)

フユノハナワラビ ハナヤスリ科 高さ10〜40cmの多年草。山地の日当たりの良い所に生える。 葉は秋に出て冬を越す。葉柄は基部から二つにわかれ、栄養葉と胞子葉になる。 神戸市立森林植物園での観察会に参加しました。フユノハナワラビは正門前のメタセコイ…

とうげしば(峠芝)

トウゲシバ ヒカゲノカズラ科 高さ10〜20cmの小形の常緑多年草。腐植の多い山地に生える。 朝から気温が高く、春の陽気が感じられる日和になったので、近くのハイキングコースを歩いた。 2〜3人連れや、単独や、どの人も嬉しそうな明るい顔で「こんにちは。…

いわがねそう(岩ヶ根草)つやつやの緑

イワガネソウ ホウライシダ科 沢沿いのハイキング道は、冬になるとシダが目立つ。 イワガネソウはつやつやと光る葉がすらりと形よく、所々に群生していて見ごたえがある。 イワガネソウの胞子嚢群

のきしのぶ(軒忍)

ノキシノブ ウラボシ科 平地や山地にふつうに見られる常緑多年草。 岩の上や樹の幹、民家の石垣、茅葺屋根などに生える。 葉は線形で、長さ10〜30cm、幅5〜10mm、乾燥すると縮んで耐え、雨に当たるともどる。 全草を乾燥させ、利尿などの民間薬として利用さ…

りょうめんしだ(両面羊歯)

リョウメンシダ オシダ科 高さ80〜150cmの大形の常緑多年草。 葉の裏と表の色がが同じようなところからの名。 ハイキング道に生えているいろいろな種類の羊歯を写してきたが、持っている図鑑の写真ではも一つよくわからない。 今日、好日山荘に行ったついで…

ししがしら

シシガシラ 日本の特産種の羊歯で、常緑。北海道から九州まで、山地の中などに生える。 葉は、胞子が出来る胞子葉と、胞子が出来ない葉との区別がある。 胞子葉は直立し、羽片のつき方がまばらで、冬に立ち枯れする。 この辺りの山は、アカマツと広葉樹が多…

うらじろ(裏白)

ウラジロ ウラジロ科 高さ1〜3mの大形の常緑多年草。 明るい林、林縁、木の切りあと地など明るい乾いた場所に生える。 ウラジロは注連飾りに添えたり、三方にのせる鏡餅の下敷きにするなど、正月に縁の深い草である。葉柄の先から左右つり合いよく出た2枚の…