ふゆのはなわらび(冬の花蕨)

フユノハナワラビ

  • フユノハナワラビ

ハナヤスリ科
高さ10〜40cmの多年草。山地の日当たりの良い所に生える。
葉は秋に出て冬を越す。葉柄は基部から二つにわかれ、栄養葉と胞子葉になる。



神戸市立森林植物園での観察会に参加しました。フユノハナワラビは正門前のメタセコイアの木の下に生えています。今年は数が増えたように思いますが、足もとに地味に生えているので、通路の周辺に生えているものは踏まれて折れ曲がっています。今、メタセコイアの落葉がふかふかで、緑色が良く目立ちます。踏まないようにしましょうね。

  • フユノハナワラビの栄養葉


こちらは帰り道の山裾に生えているフユノハナワラビです。畑へ通じる畦道で日当たり抜群のせいか、植物園のものに比べると、ずんぐりむっくり力強い感じがします。胞子葉にちょっと触れたら、薄黄色の胞子がもわ〜っと拡がりました。

職員の方の手作りだそうです。園内の枯れ木などがうまく使ってあって毎年感心します。