2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

らしょうもんかずら(羅生門蔓)

シソ科 山の木陰に生える多年草。高さ15〜30cm。 花の形を、京都の羅生門で武士の渡辺綱が切り落とした鬼女の腕に見立てたことからの名。 花の終わる頃から蔓状の枝を伸ばす。 六甲山系にも自生するが、数が少ない。 〔神戸森林植物園のガイドさんの話より〕…

うわみずざくら(上溝桜)

ウワミズザクラ バラ科サクラ属ウワミズザクラ亜属 高さ10〜20mの落葉高木。花序の柄に葉があり、雄しべが花弁より長い。 六甲山系には多いと聞いているのに、花の頃にはなかなか出合えなかった。今月の11日に有馬へ花見に行ったとき、山裾に蕾をいっぱいつ…

ちごゆり(稚児百合)

チゴユリ ユリ科 草丈15〜30cmの小形の多年草。山地や明るい林内に生える。茎は殆んど分枝せず、頂に花を1〜2個斜め下向きにつける。姿が小さく可愛らしい様子から、稚児の名がついた。 ふかふかした落葉の山道に咲いている。木漏れ日を浴び、やわらかな葉に…

ふでりんどう(筆竜胆)

フデリンドウ リンドウ科 高さ5〜10cmの小形の二年草。日当たりの良い山野、草原に生える。 花の直径は2cm弱。蕾が筆の穂先に似ていることからの名。 フデリンドウの花の見頃もそろそろ終わると聞いた。午後から曇るという気象情報なので、リンドウを見るな…

にがいちご(苦苺)

ニガイチゴ バラ科 高さ30〜60cmの落葉低木。果実の核に苦味がある。 ニガイチゴは近くの山で一番多く目につくキイチゴだが、残念ながらあまりおいしくない(と本などにも載り、友人などもそう言う)。口に入れると最初は甘く感じられるが噛むと苦味が出てく…

かてんそう(花点草)

カテンソウ イラクサ科 高さ10〜30cmの小形の多年草。日陰の林の縁、竹林などに群生する。 茎先につくのは雄花で、雌花は上部の葉腋に密集してつく。 毎年夏野菜の苗を買う店が昨日から売り出しを始めた。午後、山道を1時間ばかり歩く遠回りで、苗やら肥料や…

こばのみつばつつじ(小葉の三つ葉躑躅)

コバノミツバツツジ ツツジ科 高さ2〜4mの落葉低木。本州中部以西、四国、九州のかわいた林に生える。 3枚ずつ付く葉が小さい。おしべは10本。 時折薄日が射す曇り空の一日で、午後になるにつれ、風がごーごー音をたてて吹き荒れだした。こんな日は山に入る…

うんぜんつつじ(雲仙躑躅)

ウンゼンツツジ ツツジ科 今裏山に入ると、コバノミツバツツジが満開で赤紫色が目立つが、このウンゼンツツジは山道にはいってすぐの南斜面に、静かに咲いている。 花の直径は2cm足らずで、どの木も白花。木の高さは、高いものでも1mくらい。 近所の人たちは…

せんぼんやり(千本槍)

センボンヤリ(別名:ムラサキタンポポ) キク科 日当たりの良い草原、丘陵、山地に生える多年草。春と秋とで、異なる花をつける。 春は高さ10cmほど、頭花は径1.5cmくらいで表は白、裏は紫色を帯びている。 秋は高さ30〜60cm、閉鎖花をつける。この閉鎖花が…

神戸市民山の会 (城山〜修法ヶ原)コース

第718回神戸市民山の会のハイキングに参加した。 集合時間の5分前にJR新神戸駅についたらハイキング姿の人でごった返していた。 簡単なコースの説明があり、9時すぎにサイレンの合図で出発。今日のお世話は摩耶山の山筋の方とのこと。 新神戸駅の裏に出て…

かきどおし(籬通、垣通し)

カキドオシ(別名:カントリソウ) シソ科 道端、野原、田畑の近く、庭などに群生するつる性の多年草。高さ5〜25cm前後までは直立し、その後倒れて地上を這い伸び繁茂する。この旺盛な繁殖力で、垣根を通り抜けるぐらい這いのびることよりの名。 全草が薬用…

うぐいすかぐら(鶯神楽)と みやまやまうぐいすかぐら(深山鶯神楽)

ウグイスカグラ ミヤマヤマウグイスカグラ 写真を専門家に見ていただきました。この花は、花托に毛が無いのでヤマウグイスカグラということです。 スイカズラ科 高さ2〜3mになる落葉低木で山野に自生し、また、古くから庭木などに栽培されてきた。 ウグイス…

ひめうず(姫烏頭)

ヒメウズ キンポウゲ科 高さ15〜30cmの小形の多年草。本州中部以西〜九州の草地、石垣、林の縁に生える。 袋果がウズ(トリカブト)の果実と似ることからの名。袋果を結ぶと地上部は枯れる。 山道を歩きながら、少し高みになっている所の3〜4m奥が何となく…

こちゃるめるそう(小硝吶草)

コチャルメルソウ ユキノシタ科 本州〜九州の山地の渓流沿いの湿地に生える多年草。 果実の形が木管楽器のチャルメラに似ていることからの名。 神戸市立森林植物園の「つつじ・しゃくなげ散策」が昨日から始まった。11時からの園内散策会に参加した。予想し…

有馬のさくら(桜)

桜の頃は何かと忙しく、気がつけば花の時期を逃してしまっている。 午後になって日が出てきたので、今年最後のチャンスと、満開情報の有馬に行った。 有馬の桜といえば〔善福寺の糸桜〕が有名だが、今日は最後の楽しみに残して、万年坂を上って瑞宝寺公園、…

しきみ(樒)

シキミ(別名:シキビ、ハナノキ、ハカバナ) シキミ科シキミ属 高さ3〜5mの常緑小高木。東北地方南部以南の低山に生えている。 古くから仏前や墓に供えられ、寺院の庭などに植えられている。 枝や葉を切ると香気があり、樹皮や葉は抹香や線香の原料にされる…

ゆすらうめ(梅桃、山桜桃)

ユスラウメ バラ科サクラ属 中国原産の落葉小低木。日本では古くから栽培され、庭などに植えられた。 果実は6月に赤く熟して美しく、生食や果実酒にする。 電車で出かけたら、沿線のサクラが満開で曇り空の下、正に桜色がきれいだった。雲は夕方になるにつれ…

庭の花

オトメツバキの株元に球根やら宿根草やら植え込んでいる。 いろいろな種類を植えたけど、20年以上も経ってみると、強いものだけが残って増えているといった状況。譲り合って自然の風情になっている。 気の向いた時にところどころ掘り返したり、球根を省いた…

どんぐり の 芽生え

降り重なった落葉の下から、赤い色がのぞいている。(4月5日撮影) よく見ると、ドングリががんばっている。これから先、隣のツツジの子どもと競争か。 こちらは3月27日に有馬富士公園への登山道で見つけたドングリ。 うんとこしょっ! 今日は朝から一日中雨…

第1回神鉄ハイク 「東ノ峰コース」(北神急行共催)

今日のハイキングは「南北朝合戦の一城塞”東ノ峰”を訪ねて」ということで、谷上駅に10時集合。 〔東ノ峰〕は、地元では〔城山〕とよんでいる。 注意事項を聞いて10:04に出発。 谷上の村に入り、山に向かっていきなりの急坂。 コシダの生え茂った道を通り抜け…

ロケット(ルッコーラ)

ロケット(ルッコーラ、キバナスズシロ) アブラナ科キバナスズシロ属 地中海沿岸〜アジア西部原産の一年草。 サラダ、肉料理のつけ合わせ、スープなどの料理に用いられる。 ルッコーラはハーブの中で私の好きなものの筆頭。ゴマの香りとピリッとした辛みが…

はるとらのお(春虎の尾)

ハルトラノオ タデ科 高さ7〜15cmの小形の多年草。山地の木陰や木漏れ日が当たる砂礫地に生える。 昨日の神戸市立森林植物園の写真を整理した。 ハルトラノオはロックガーデンの華やかで可憐な花の傍らに、地味に咲いていた。写真が趣味で写真教室に10年以上…

あかやしお(赤八汐)

アカヤシオ(別名:ヤシュウツツジ、アカギツツジ) ツツジ科ツツジ属 中部・関東地方から東北地方南部の山にみられる。 栃木県の県花。 神戸市立森林植物園での植物観察会に参加した。いろんなことをてんこ盛りに教えていただいた。 レンギョウ、マンサク、…

みつまた(三椏、三叉)

ジンチョウゲ科ミツマタ属 花は両性で、葉が開く前の3〜4月ごろに咲く。花びらに見えるのは蕚で、がく筒の外面には白毛を密生する。黄金色の花が美しいので、庭園に植えられる。 30日から体調を崩し、昨日はおそるおそる、今日は元気いっぱい?に出歩きした…