ふでりんどう(筆竜胆)

フデリンドウ

リンドウ科
高さ5〜10cmの小形の二年草。日当たりの良い山野、草原に生える。
花の直径は2cm弱。蕾が筆の穂先に似ていることからの名。



フデリンドウの花の見頃もそろそろ終わると聞いた。午後から曇るという気象情報なので、リンドウを見るなら太陽が出ている間にと、急遽、連れ合いと二人で出かけた。
谷に下り、川を渡り、尾根に上り、谷川を見下ろしながら一時間あまり歩いた。谷川の横の草原に薄い青紫色の花がのぞいている。草の緑や茶色の落葉の間から顔を出す澄んだ青紫色は、萌え出たばかりの新緑の木々を通して注ぐ日の光を浴びて輝く。
一個だけ見つけた蕾は、先端を虫にかじられていた。来年はもう少し早く来て見るか。


更に20分あまり奥に入った谷川の、流れの中にでんと座った大きな石に腰を下ろして、水音を聞きながらおにぎりを食べた。

  • 自然の中のロックガーデン


夜、学生時代の友人から電話。先日老舗料亭であった同窓会に、正座が出来ないという理由で欠席したのを心配してくれてのこと。