2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

きくいも(菊芋)秋の野を黄色に染める

キクイモ キク科 高さ1.5m〜3mの大形の多年草。北アメリカ原産の帰化植物。幕末にイギリスからもたらされ食用、飼料用として栽培された。 塊茎には果糖やイヌリンが含まれ、アルコールや飴などの原料となる。 今では野生化し、道端、草地などで多く見られる…

あきののげし(秋の野芥子)秋風にゆれる淡黄色

アキノノゲシ キク科 高さ60cm〜2mの一年草または二年草。 日当たりの良い荒地、道端などに生える。 若葉は食用になる。 昨夜の雨と、今日の曇り空で風が冷たい。 カルチャーの申し込みに出かけた。半袖では寒く、七分袖に木綿のベストを着てせっせと歩いて…

あおみず(青ミズ)おいしそうな緑色

アオミズ イラクサ科 高さ30〜50cmの一年草。林の日陰に自生する。 若い茎や葉を食用にする。 細い沢の縁の湿地に群生している。緑がたっぷりで柔らかい葉はおいしそうに見えるが食べたことがない。 明治生まれの義母は元気もので、数年前までは私が好きだか…

のささげ(野ササゲ)林縁にほのぼのと

ノササゲ(別名:キツネササゲ) マメ科 長さ1〜3mのつる性多年草。 山裾の枯れ枝や低い木に捲き登り、ノササゲが黄色い花をつけている。 近寄って見ると、色づきかけた薄紫色の莢が美しい。 黄色い花と、緑から紫色に変わっていく莢と、柔らかな緑色の葉の…

ちぢみざさ(縮み笹)

チヂミザサ イネ科 高さ10〜30cmの小形の一年草または多年草。 山野の林縁や道端、竹林などに生える。 縮緬織りのように縮んだ葉の形から名がついた。 茎は長く横にはい、節から根と茎を出す。 我が家の庭にも、アジサイの下に生えている。ちょっと湿っぽい…

あめりかたかさぶろう 稲穂の傍に可愛らしく

アメリカタカサブロウ キク科 川岸、溝、水田などに自生する帰化植物。 昨日の午後から降り出した雨は、昨夜中降り続いた。 このあたりの最高気温は30度をきったらしい。昨日までの蒸し暑さに慣れた身には涼しくさえ感じられた。夏から一足飛びに秋になるの…

ひがんばな(彼岸花)野原の真っ赤なじゅうたん

ヒガンバナ(別名:マンジュシャゲ) ヒガンバナ科 高さ30〜60cmの中形の多年草で、古く中国から帰化。 川の土手や田の畦道に咲き、秋の彼岸の訪れを告げる。 球根は有毒。花が枯れた後、葉がのびてくる。 キクバヤマボクチが開いている頃だからと勇んで山に…

かりがねそう(雁草)

カリガネソウ クマツヅラ科 高さ60〜100cmの多年草。山地の林縁、草原に生える。 草全体に臭いがある。 連れ合いが森林植物園に行った。 目的はハイキングとおいしいソフトクリームだったが、哀れな私のために花の写真を何枚か撮ってきてくれた。 「珍しい花…

ふいりやぶらん(斑入り藪蘭)

フイリヤブラン ユリ科 ヤブランの園芸品種。 性質が強く、日陰でも日当たりでもよく育つ。 花壇の縁取り、グランドカバーなどに使われる。 玄関アプローチ横のフイリヤブランの花が咲いた。 土止め目的に植えているので、明るい色彩の葉が主で花はおまけの…

みんと すっきりさっぱりの強烈な香り

ミント シソ科 日本やヨーロッパなど世界中にいろいろな種類が自生する、シソ科多年草の代表的ハーブ。 ティー、香辛料、ポプリ、精油、香料、花壇などに利用される。 道端からもらってきたので名前がわからない。 その場所は、道から少し斜めに下がった日当…

にら(韮)年中重宝な野菜

ニラ ユリ科 中国西部原産の宿根草。葉に独特の臭気がある。 日本、中国、インドなどで葉や花茎を食用にする。 種子、株分けで殖やす。 プランターに植えて、真冬以外せっせと刈り取って食べる。 義母が株をくれるとき「刈ったその手で肥料やんにゃー。」と…

Welcomeの草たち

カヤツリグサ・ツユクサ・ハゼラン ゴールドクレストの鉢に、一昨年から種を蒔いて野草の寄せ植え風を目指していたら、今年やっと、よく茂ってきた。 ブルーのツユクサは午前中、ピンクのハゼランは午後に開く。ハゼランの実も朱色に色づきだした。 他人様の…

ががいも 毛だらけの白い花

ガガイモ(和名:蘿摩 らま) つる性の多年草で、地下茎で殖え林縁、道端に生える。 若葉、根茎は食用、種子は薬用になりともに強壮の効がある。 孟宗藪の縁の斜面に、シダやクズの緑の中に白く浮き出ていた。 まだ蕾が多い。 クズに負けそうになりながら、…

おおにしきそう(大錦草)赤い茎と緑の葉

オオニシキソウ トウダイグサ科 北アメリカ原産の帰化植物。 草丈20〜40cmに立ち上がる。 蒸し暑い。台風9号も近づき大雨の所もあるらしいのにこの辺りは夏が続いている。 午後、歩いて25分ほどの郵便局へ。 小学校の下校時間らしく、真っ赤な顔で元気に歩く…

とうがらし(唐辛子)たかのつめ(鷹の爪)

トウガラシ ナス科 アマゾン川流域が原産地といわれ、 新大陸発見後ヨーロッパに伝えられた(1493年)が、それが辛味のない「甘味種」として発達した。一方、16世紀にポルトガル船によって東洋に運ばれたものは、東南アジアを中心に「辛味種」として発達した…

せんにちこう(千日紅)夏を通して咲き続ける

センニチコウ ヒユ科 熱帯アメリカ原産の一年草で、日本へは江戸時代前期に渡来していたとされる。 高さ50cmくらいでよく分枝し、枝先に小花が集まった直径2cmあまりの花穂をつける。花色は赤紫、桃、白など。 切花にもされるが、ドライフラワーとして利用さ…

かわらすがな(河原菅菜)渋い色彩

カワラスガナ カヤツリグサ科 草丈10〜40cmの一年草または多年草。休耕水田、道端の湿地などに生える。 少し遠くまで歩いた。風が強くて今日は背の高い花を撮るのは諦めた。 それでも、真っ白に咲いているオトコエシを見ると諦め切れずカメラを向けたけど、…

しらやまぎく(白山菊)野趣たっぷりの白い花びら

シラヤマギク キク科 草丈1〜1.5mの多年草。山地の乾いた草原、明るい林に自生する。 春にのびる若葉や若芽は食用、全草は頭痛やめまいの薬用になる。 朝から青空で陽射しも強い。平地を歩くのも暑そうなので、久しぶりに山に入ってみた。二本杖で、痛めた左…