きくいも(菊芋)秋の野を黄色に染める

キクイモ

  • キクイモ

キク科
高さ1.5m〜3mの大形の多年草。北アメリカ原産の帰化植物。幕末にイギリスからもたらされ食用、飼料用として栽培された。
塊茎には果糖やイヌリンが含まれ、アルコールや飴などの原料となる。
今では野生化し、道端、草地などで多く見られる。


線路沿いの斜面に毎年咲き、年々殖えて今年は一画が黄色に染まっている。曇り空の午後、スーパーへ行く途中に写した。「今日の花はこれだ。」と念のため図鑑を開いたら、イヌキクイモというのもあるらしい。知らなかったなー。サイトを拝見して、ますます混乱。


20年ほど前、ご近所さんから「キクイモ。」と言って小さな芋をいただき庭に植えた。花の少なくなる時期に元気な花を咲かせてくれるので喜んでいたが、ぐんぐん広がりそれにつれてまわりの花が弱ってきた。少し減らそうとシャベルで掘ったら、両掌に余るような大きな黄白色の芋が出てきてびっくり仰天。庭から退散して頂こうと汗を流しても、翌年もまた翌年も出てきて、生命力の強さに感心した。
その時の花と線路沿いの花は、花びらの形がちょっと違うような気もするし。
キクイモかイヌキクイモかよくわからない。
長年、仕事の行き帰りに黄色を目にすると「キクイモが咲きだしたな〜。」と秋の訪れを楽しみにした。で、思い込み優先でキクイモということに。