ひがんばな(彼岸花)野原の真っ赤なじゅうたん

ヒガンバナ

ヒガンバナ科
高さ30〜60cmの中形の多年草で、古く中国から帰化
川の土手や田の畦道に咲き、秋の彼岸の訪れを告げる。
球根は有毒。花が枯れた後、葉がのびてくる。


キクバヤマボクチが開いている頃だからと勇んで山に入った連れ合いが、がっかりした声で電話して来た。下の葉だけを残して2本とも切り取られていると。
私もがっかりしたけど仕方ない。切り残されたところを写してきてと頼んだ。
切り口はまだ新しい。
野山の草花は、季節を越えて長く見守り続けていてもこんなことがある。
それにしても1m以上もある枝を切って帰った人は、どんな風に活けているのだろう。水揚げも難しそうだし。ドライフラワーにでもする気なのか。


夕方、鵞足炎もすこし治まってきたので平地を歩いてみることにした。
思いもかけず、すぐ近くの道端の北向き斜面のハギの木の下に、ヒガンバナが5〜6本咲いていた。
こんな所に。誰かが植えたのだろうか。
今年は彼岸の墓参りにも行けなかった。自分も腰を痛めて調子の悪い母が、私の足を心配して電話して来た。
きちんと治して元気な姿を見せに行きたい。