はるとらのお(春虎の尾)

神戸森林植物園のハルトラノオ

タデ科
高さ7〜15cmの小形の多年草。山地の木陰や木漏れ日が当たる砂礫地に生える。



昨日の神戸市立森林植物園の写真を整理した。
ハルトラノオはロックガーデンの華やかで可憐な花の傍らに、地味に咲いていた。写真が趣味で写真教室に10年以上通っているという方も横に来て「一眼レフだときれいに撮れますよ」とおっしゃるのだが…。私のは片手に乗る小さなカメラ。
写真に夢中で自分の世界にどっぷりつかってしまう人も時折見かけるが、この方とは花の話などを楽しく話しながらゆっくり撮った。


近くで聞こえてきた声。
「もしもし、花を踏んでますよ。」
「そこの、写真を撮ってる方。」
「けつをおったててるあんたや。膝の下をみなさい。」
「おい! だいたいそこに入ったらいかんのや! ロープ張ってあるやろ!」
写真を撮っている男性は、左膝の位置を変えただけで顔の左半分を地べたにくっつけて無言のまま撮影に夢中。
声がだんだん大きくなる。あぁ〜。


今日は午後になって空気も爽やかになったので、ちょこっと山へ。タムシバがあちこちで白く映えていた。