ほらしのぶ(洞忍)

紅葉したホラシノブ

  • ホラシノブ

ホングウシダ科
東北地方南部以南の、日当たりの良い崖などに生える。
秋が深まると紅葉する。


山麓の洞のように窪んだ場所に生えるからホラシノブ」との先生の説明どおり、道から少し窪んだ南を受けた崖に群生しています。「こんな大きな群生はあまり無い」との事です。


今日は、昨日までのぐずついた天候とはうって変わった早春の陽気の中での、植物観察会でした。
一時間余り、先生の説明を聴きながら山道を歩き、抜け出た所の道ばたの斜面に、陽射しをいっぱいに浴びた赤いホラシノブが目立ちます。
枯れ草と、コシダの緑色がホラシノブの紅葉を引き立てます。

葉裏のソーラスはポケット形です。

  • ビロードイチゴ


初めて見たので記録。本には落葉低木と書いてあるけど、緑色の葉がついています。新芽も拡がりかけています。いつ落葉するのでしょうか。
先生に「葉に触って見ましょう」と言われ、葉を指でつまんでみると、表も裏も短い毛がふかふかに生えて、確かにビロードのような手触りです。
後ろの人が「葉裏の棘はきついから気をつけて」と注意してくれました。山歩きの好きな人は「あまり出合わないから、多分数の少ない木だ。実はおいしいよ。」と教えてくれました。