うらじろ(裏白)

ウラジロ

ウラジロ
高さ1〜3mの大形の常緑多年草
明るい林、林縁、木の切りあと地など明るい乾いた場所に生える。

ウラジロは注連飾りに添えたり、三方にのせる鏡餅の下敷きにするなど、正月に縁の深い草である。葉柄の先から左右つり合いよく出た2枚の羽片は、表面が光沢のある緑色、裏面が白色で美しい。

一説に、シダは歯朶とか羊歯と書かれるように、小羽片や裂片が歯状に裂けていることを形容したとされる。
新年の飾りにウラジロの葉を用いるのは、この歯が齢、朶は枝を意味するから、長寿または子孫繁栄を祝うものだという。

  週刊朝日百科 世界の植物より


今冬一番の寒さとか。大雪の大晦日の地方も多いらしい。
毎年ウラジロを下さる方が、今年は体調が悪いらしい。
朝から取り掛かったおせち料理を午後3時頃にすませ、裏山へ。雪花がはらはら散って、体もなかなか温まらなかった。
ウラジロはすぐ近くの南が開けた斜面に群生しているが、背丈の二倍ほどもあり葉も大きい。
もっと上に登り、コシダを二枚頂いて帰った。コシダも明るい所が好みらしく、潅木の生えた南斜面に群生している。
コシダの群生地近くの山肌に、透き通った大きな霜柱が今日の寒さを見せていた。