神戸市立森林植物園の自然観察教室

オミナエシ

「秋草と萩めぐり」の教室に参加した。
暑いし、山の萩の様子からしても今年はまだ咲いていないだろうし、と萎えそうな気を「家にいても暑いのだ!」「申し込みのドタキャンはみっともない!」と気力を振り絞った。
結論から言えば「参加してよかった」。
30人ほどで福本さんの真剣且つ楽しい話を聞いたり、質問したりしながら気持ちよく歩けた。解散のあと長谷池のほとりで参加者の一人としゃべりながら食べたおにぎりも美味しかった。(あちらは豪華手作り弁当、こちらはコンビニの梅干おにぎり)


『萩の小径』はつくり始めて4年目とかで大木もなく、舗装道路も残っていて暑い。ミヤギノハギが咲き始めていた。
クズの花の近くを通るとよい香りがした。クズを放置すると大変なことになるので、計画的に残しているとのこと。先日90歳の女性がクズの花を見に来園され、大変喜ばれたとのこと。
都会の近くで野山の自然を体感できる森林植物園の真骨頂かと思って聞いた。
私は、地形のおかげでアベマキの青い実が目の高さで観察できて嬉しかった。

『秋草の小径』では、ウドの花、ナンバンギセル、ワレモコウ、オミナエシ、マルバハギ、アキカラマツ、ユウガギクなどがススキの中で咲いていた。
貴重なフジバカマもススキをかき分けて案内していただいた。ここは元々山田村の茅場だったのでススキが元気がよく、その中に秋草の種を撒き、芽が出て育ったと思ったらイノシシの被害にもあい、そんな中で自然の風景を出せるように頑張っているとのこと。
ススキの陰に生えるオミナエシの根生葉を教えていただいて今日の一番の勉強になった。

  • フジバカマ

安全に自然を満喫できる緑豊かな癒しの空間としての公園作りに頑張ってください。今日はありがとうございました。
ソフトクリームを食べて、無料バスで公園を後にした。