ねむのき(合歓木)夢みるやさしさ

ネムノキ

マメ科
高さ6〜10mになる落葉小高木。
山地の林縁、原野など日当たりの良い湿地を好んで自生する。
和名の「眠の木」は、葉が夜は閉じて眠るように見えることから名づけられた。
多数のおしべが細長く、紅色で美しい。
樹皮を日干しにしたものを漢方で合歓皮(ごうかんひ)とよび、関節痛、腰痛、利尿、強壮に薬効がある。
材は家具、細工物にされる。

いまにも降り出しそうな空模様の一日で、雨は夕方にパラリと降っただけ。 
少しは歩かねばと、傘を持って出かけた。
曇り空の下で、ネムノキが優しくゆれていた。
山すその木はどれも大きくて、緑をバックに花が浮き上がって見える。
幹線道路横の空き地の2m足らずの木にも花が咲いていて、近くで見ることが出来た。この木のおしべはクチャクチャと曲がっているものが多い。環境が悪いのだろうか。
真っすぐのおしべをなんとか見つけて写した。
夕方の5時半、葉は閉じかけていた。