にがうり(ツルレイシ、ゴーヤー) 見てよし食べてよし

ウリ科
熱帯アジア原産で、中国へは明の時代に、日本へは江戸時代初期に入った。
九州や琉球列島では昔から食用としていた。
沖縄特産だが、近年本州でも人気の夏野菜となっている。



宮崎県出身の方から初めて頂いたときは、苦くて食べられなかった。
10年余り前から、近所の方の手ほどきで庭に植えるようになった。
初めは下手で実がならず、「葉っぱがきれいだからまあいいか。」と自分を慰めつつ頂いたものを食べているうちに、だんだん美味しくなってきた。
「クセになる味」とはこういうものか。
今では夏の元気の元になっている。
買ったり頂いたりするだけでなく、自分で作ったものを食べたいと思うようになって、栽培にも熱が入ってきた。
元肥をたっぷりやると出来が良いことも分かってきた。
葉の形もよく涼しげで、日よけにもってこいなので毎年リビングの前の庭に植え続けていたら、去年は出来が悪かった。土にネコブセンチュウも出てきた。
今年は植え場所をかえた。暖冬の後の春がいつまでも寒く、ニガウリの苗もなかなか大きくならなかったが、このところぐんぐん伸びて花をつけだした。
今日の午後は久しぶりに薄日が射して、クマバチもブンブン飛んで来た。
ニガウリの雌花

ニガウリの雄花

  • 熟したニガウリ  8月31日撮影

真っ赤な果肉はネバッとしてとても甘いです。種子は洗って乾かして保存。