おおうらじろのき(大裏白の木)の黄葉

オオウラジロノキの黄葉

  • オオウラジロノキ(別名:オオズミ、ヤマリンゴ)

バラ科



10月も終わりの今日は、雲ひとつない青空で気温も高く心地良い日だった。
裏山に入ってみたら、木々が色とりどりに変化を見せ、アベマキの大木の下は、道が葉で覆われていた。
オオウラジロノキが陽を浴び、時折の風に舞い散って金色を蒔き散らしている。


オオウラジロノキは尾根に多いが、谷に向かって斜面になっている所に生えているように思う。水気も少しは好きなのではなかろうか。という事で、湿地の近くの道に入ってゆっくり探したら4本見つけた。どれもまだ若い木で、幹に棘状の枝痕がいっぱい出ている。この辺りには少ない木と聞いていたが、結構あるじゃ〜ン。

急斜面を登ってきたという老夫婦と出会った。「あんな急な所をよく」と感心すると、奥様が曲がった背を伸ばして「ゆっくり歩けば山は気もちいいですよ。」と元気な声で話された。
確かに、自然の中をゆっくり歩くといろいろな発見がある。身近な所で心豊かに楽しむ事を再認識させられた日でもあった。