あぶらちゃん(油瀝青)の実

アブラチャンの実

  • アブラチャン

クスノキ科クロモジ属
高さ3〜5mの落葉低木。山裾などの湿った林に自生する。樹皮や葉、種子に油を含み、種子から採った油は、灯明に使われた。


植物観察会に参加した。JR道場駅からスタートし、武庫川沿いを歩きながら、山裾や川沿いの植物を教えていただいた。
今の季節、花は少なかったが、家の近くでは見られない木を沢山見た。
アブラチャンの実はこれまでにも観察会で何度か見ているが、今日の場所はどの木も大きく、青い実が鈴なりになっていた。この実がこのまま落ちてしまうのが、もったいない感じがした。
昔の人もしっかりしたこの実を見てそう思い、生活に利用したのではなかろうか。

この近くに「新名神高速道路」が通るとかで、工事の大きな車がひっきりなしに通った。やがて、この豊かな植生も姿を変えるのだろう。