はくさんぼく(白山木)の新芽

ハクサンボク スイカズラ科ガマズミ属 昨日、洞川湖の梅林に行った帰りに神戸市立森林植物園に立ち寄った。というか、近道がしたくて突っ切った。それに、車道を歩くより樹木の中をのんびり歩く方が気分がいい。西門から入って、日本針葉樹林区の中の道を木…

さるここっか

サルココッカ ツゲ科 日陰、半日陰で丈夫に育つ常緑小低木。庭植え、花壇の縁取りなどに利用される。 花は雌雄異花で、雌花を取り囲むように雄花が咲くが、雌雄どちらも花びらがない。 花には芳香がある。実は熟すと黒色になる。 神戸市立森林植物園での植物…

ふゆざんしょう(冬山椒)

フユザンショウ ミカン科 高さ2〜3mの低木。冬も緑色の葉がつく。葉柄に翼がある。 葉も実も利用されない。 フユザンショウの木はあまり目にしません。そのうえ、こんなに沢山の実がなっているのは珍しいそうです。黒い種子は落ちてしまっている枝を撮って…

とりがたはんしょうづる(鳥形半鐘蔓)の果実

トリガタハンショウヅル キンポウゲ科センニンソウ属 本州、四国の山地の日当たりの良い場所に生える、木本性つる植物。 高知県の鳥形山で発見されたハンショウヅル。 落葉樹林の山歩き。地図にもしっかり載っているハイキング道なのに、めったに人に会わな…

はなずおう(花蘇芳)の果実

ハナズオウ マメ科ハナズオウ属 高さ2〜4mの落葉樹。中国原産で、日本へは古くから入り、庭などに植えられている。 春、葉が芽吹く前に赤紫色の花をびっしりつける。白花品種もある。 ハナズオウの果実が熟しています。 小学校区の「まなびぃ」主催のハイキ…

メタセコイア

メタセコイア(和名:アケボノスギ) スギ科メタセコイア属 高さ約20mになる落葉高木。絶滅した化石植物と思われていたが、1945年に中国四川省で見つかった。 「生きた化石」といわれる珍しさと、樹形の美しさで、公園などに多く植えられている。 神戸市立森…

そよご(冬青)の実

ソヨゴ(別名:フクラシバ) モチノキ科モチノキ属 高さ約5mの常緑樹。西日本に多く分布する。 山地の乾いた林に生える。秋から冬へかけての紅い実が美しいので庭園樹としても人気がある。 材は緻密で、算盤珠、玩具材などに利用される。 ここ3日間ほどの急…

ヤツデ(八手)の花と虫たち

ヤツデ ウコギ科ヤツデ属 去年の12月に、山裾の大きなヤツデの木をアップしました。今日は我が家の庭の鉢植えのヤツデの花の紹介です。 昨夜は久しぶりに本格的な雨が降り、庭の木々も活き活きしています。気温も20度を越し、咲き始めたヤツデの花に千客万来…

ぬるで(白膠木)の果実

ヌルデ(別名:フシノキ、シオノミ) ウルシ科ウルシ属 高さ2〜5mの落葉小高木。 樹液は器具などに塗る。葉軸に出来る虫こぶを五倍子とよび、薬や染料になる。 果実が熟すと塩辛味が生じる。採取して日干しにしたものを漢方で塩麩子(えんふし)といい、下…

さわだつ(沢立)の果実

サワダツ ニシキギ科 高さ1〜1.5mの落葉低木で、枝が緑色をしている。本州、四国、九州の湿った林に見られる。 果実の直径は約1cm。 快晴の秋空。キッコウハグマとダイモンジソウを求めて沢歩き。携帯電話もつながらない谷で、滑って怪我でもしたらと考える…

ばりばりのき(バリバリの木)と ほそばたぶ(細葉椨)

バリバリノキ(別名:アオカゴノキ) クスノキ科ハマビワ属 高さ約15mになる常緑中高木。暖帯、亜熱帯に分布し、特に九州南部に多い。 ホソバタブ(別名:アオガシ) クスノキ科タブノキ属 高さ10〜15mの常緑中高木。近畿以西から沖縄、朝鮮半島南部の島の暖…

しきみ(樒)の果実

シキミ シキミ科シキミ属 シキミの実が熟しだした。今年の4月10日にアップしている優しげな花からは想像できない、不気味な色の種子が、エイリアンの眼のように光っている。猛毒、触ってはいけないと聞かされているので、余計気味が悪い。 今日は秋らしい爽…

まめがき(豆柿)

マメガキ(別名:シナノガキ) カキノキ科 カキ渋をとるために栽培されたり、台木として用いられる。 実は食べられる。 農家の庭はずれのマメガキが、実をいっぱいつけていた。 子どもの頃、父が何処からか手に入れてきて、屋敷の隅っこに植えてくれた。甘い…

なつめ(棗、夏芽)の実

ナツメ クロウメモドキ科ナツメ属 高さ10mほどになる落葉高木。中国北部原産と考えられ、地中海沿岸や中国では実を食用、薬用にするため、古くから重要な木として栽培された。日本でも古くに渡来し、栽培された。 暗赤褐色に熟した実は生食、ドライフルーツ…

いぬはぎ(犬萩)

−イヌハギ マメ科 高さ1.5m位になる落葉半低木。日当たりの良い砂地に生える。 昨日ネコハギを見て、4日の森林植物園でイヌハギを見たのを思い出した。 他の萩に比べて美しさや風情が見劣りするということでイヌの名がついたらしい。 人間にとって役に立たな…

ねこはぎ(猫萩)

ネコハギ マメ科ハギ属 乾いた丘陵地や浅い山の道ばたに生える落葉半低木。60〜80cmの茎は地面を這う。茎や葉の全体に毛が多い。 空気がカラリとして、やっと秋の気配を肌で感じられる。青空も高い。山を抜けて郵便局と金物屋に行った。 この道にはツルリン…

きがんぴ(黄雁皮)

キガンピ(別名:キコガンピ) ジンチョウゲ科ガンピ属 高さ60cm〜2mの落葉低木。樹皮から高級和紙をつくる。 キガンピが花盛り。山裾の道ばたでふわふわ風に揺れる。この辺りではガンピは尾根道に多いが、キガンピは尾根道には生えていない。落葉が積もっ…

るりやなぎ(瑠璃柳)

ルリヤナギ(別名:リュウキュウヤナギ) ナス科 ブラジル南部〜ブェノスアイレス地方原産の常緑小低木。ナス科の木本は珍しい。 高さ1.5〜2m。枝や葉が青白色で、葉の形は柳に似ている。 涼しげなルリヤナギの写真を。花の色も青白っぽい葉も涼しそうです。…

よこぐらのき(横倉の木)

ヨコグラノキ クロウメモドキ科 和名は高知県の横倉山で初めて発見されたことによる。 絶滅危惧種に指定されている県が多い。 暑さをものともせず(?)植物観察会へ。山の中も蒸し暑かった。 覚えきれないほどの木や草を教わったが、今日の一番はオレンジ色…

やまうるし(山漆)の実

ヤマウルシ ウルシ科ウルシ属 山野の林縁や林内に生える。高さ3〜8mの落葉小高木。 雌雄異株。葉の全体に毛がある。 樹液にさわるとかぶれる。秋の紅葉が美しい。 ヤマウルシが道の方にのび出して、実をぶら下げていました。 緑色の実は毛がびっしりで、これ…

のうぜんかずら

ノウゼンカズラ(古名:乃宇世宇 のうせう) ノウゼンカズラ科 中国原産のつる性落葉樹。茎から付着痕をのばして這い上る。 平安時代には渡来し、薬用として栽培されていた。 凌霄花(のうぜん)は夏の季語。 朝方土が湿る程度の雨。一日中晴れたり曇ったり…

あいのこのうぜんかずら (?)

アイノコノウゼンカズラ ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラの雑種 歯医者の帰り道。病院の広い駐車場に5〜6mほどの高さの木が曇り空の下で鮮やかな朱色の花をつけていた。 濃い色の花を遠くから見て、アメリカノウゼンカズラかと思い…

イソノキ

イソノキ クロウメモドキ科 イソノキは日ごろよく歩く山のところどころに生えている。 太陽がかんかん照りの痩せて乾いた所、山裾の道沿い、沢沿い。一体どんな場所が好きなんだろう。 去年の夏、赤や黒の実がきれいな木を見つけて、どんな花が咲くだろうと…

うすばひょうたんぼく(薄葉瓢箪木)

ウスバヒョウタンボク スイカズラ科 近畿以西の本州、四国、九州(宮崎、大分)の落葉広葉樹林の低木層に自生する。 自然環境の変化により減少し、各県で絶滅危惧植物に指定されている。 赤い実は有毒。 G8 環境大臣会合関連行事として、今、神戸森林植物園…

神戸市立森林植物園*1のあじさい

6月14日からあじさいまつりが始まっている。(本当のイベント名は「森の中のあじさい散策」。でも、ここらでは「あじさいまつり」の方が通りがいい。) 梅雨の晴れ間の今日は暑くなるという予報だった。アジサイを見るにはどうかとも思ったが、ハイキングを…

きり(桐)

キリ ゴマノハグサ科キリ属 高さ8〜15mになる落葉高木。比重が軽く、湿気を防ぐので、たんすなどの家具や建具、箱、げた、楽器など多くの用途があり、古くから日本各地に広く栽培された。 キリの果実は先がとがった卵形で長さ約3cm、熟すと2裂して、無数と…

しらき(白木)

シラキ トウダイグサ科シラキ属 岩手県以南の山地に野生する落葉小高木。 秋の赤や黄色の紅葉が美しい。 左に深い沢を見ながらとことこ歩いていたら、右の斜面の上から枯れた松が倒れ落ち、一緒にこの木が倒れこんでいた。初めて見る木だったが、黄色の花が…

やぶむらさき(藪紫)

ヤブムラサキ クマツヅラ科 高さ2〜5mの落葉低木。宮城県以南の本州、四国、九州に分布する。 一週間ほど前からヤブムラサキの花が咲きだした。 一日ごとにどんどん開き、満開が過ぎそうな様子の木もあるのにうまく写真にならない。山裾の大木の下に生えて…

なつはぜ(夏黄櫨)

ナツハゼ ツツジ科スノキ属 高さ1〜3mの落葉低木。酸性土の林内や林縁に生える。 夏から葉がハゼのように赤く色づくことよりの名。 雲でこっぽり覆われた空から、時折ぱらりと雨が落ちる。蒸し暑い。 今年はまだ山のコアジサイをゆっくり見ていないので、午…

はまなす(浜梨)

ハマナス バラ科バラ属 海岸の砂浜に群落を作る北国の野生バラ。本州中部以北、北海道に自生する。 高さ1〜1.5m。茎には棘が密生する。 花は香水の原料に、赤く熟した果実はビタミンCが多く、食用に、樹皮は染料に利用する。 灘浜サイエンススクエアの自然…