さるここっか

サルココッカ

  • サルココッカ

ツゲ科
日陰、半日陰で丈夫に育つ常緑小低木。庭植え、花壇の縁取りなどに利用される。
花は雌雄異花で、雌花を取り囲むように雄花が咲くが、雌雄どちらも花びらがない。
花には芳香がある。実は熟すと黒色になる。


神戸市立森林植物園での植物観察会に参加した。今日は陽射しも暖かく、人出も多かったようだ。


このサルココッカは植物園のロックガーデンに植えられているもので、落葉樹の大木の下で、葉の緑色がつやつやしている。園内の日当たり抜群の所に植えられている株も、毎年元気に実をいっぱいつける。結構丈夫な木なのか、手入れがいいのか。
サルココッカはギリシャ語で「肉質の液果」と言う意味だそうだが、確かに冬の黒い実はつやつやしている。


今、花が満開状態なので、辺りに香りが漂っている。「いい香り」と言う人もいたが、「私は可もなく不可もなし」という感じ。香りの好みは人さまざま。
先生の「雌花と雄花が見つけられるかな。」の声に、皆がルーペを取り出した。
こんなにじっくりと花を見たのは初めて。フッキソウやツゲの花に似ているのを思い出し、「ああ、ツゲ科なんだ」と納得した。そして、「フッキソウやツゲも香りがしたっけ」と気になりだした。