はまなす(浜梨)

ハマナス 花と実

バラ科バラ属
海岸の砂浜に群落を作る北国の野生バラ。本州中部以北、北海道に自生する。
高さ1〜1.5m。茎には棘が密生する。
花は香水の原料に、赤く熟した果実はビタミンCが多く、食用に、樹皮は染料に利用する。



灘浜サイエンススクエアの自然教室、「六甲山の樹木-落葉樹編」に参加。
木と草の違いから始まって、木の構造、分け方、有用性、植生とその変化等々の話の後、大画面の写真を見ながらの説明、最後に数十種類の実物の小枝を見せて貰った。
大変有意義な2時間あまりで、もっと小枝を見る時間が欲しかった。
灘浜サイエンススクエアの庭にビオトープが造られていて、小さな池の周りに植えられているいろいろの植物の中にハマナスがあった。
ハマナスは、鳥取砂丘日本海側の南限と聞いている。母が「大好きな花」とよく話をしていたが、私は見たことがなかった。今日も残念ながら、一株だけついていた花は終わりかけ、蕾の株が赤と白が一株ずつ。あとは緑色や、薄く色づきかけた淡オレンジ色の実がいっぱいついていた。
今度来る頃には、赤く熟れているだろうか。
花は見られなかったけど、ハマナスを初めて見た記念に、今日の花ということで。


  • 08年 7月6日撮影 実が赤くなっていました。もっと真っ赤に熟すそうです。