うすばひょうたんぼく(薄葉瓢箪木)

神戸市立森林植物園のウスバヒョウタン

スイカズラ
近畿以西の本州、四国、九州(宮崎、大分)の落葉広葉樹林の低木層に自生する。
自然環境の変化により減少し、各県で絶滅危惧植物に指定されている。
赤い実は有毒。



G8 環境大臣会合関連行事として、今、神戸森林植物園では「絶滅危惧植物展」が展示されている。
絶滅危惧植物の保全、保護も植物園の使命のひとつということで、ここにも30種以上の絶滅危惧植物が育てられているらしい。
4月に行った時には木の傍に赤い標識が立ててあったので、普段はさり気ない顔をしているそれらの植物達を一種の感慨を持って見た。


ウスバヒョウタンボクもそのとき初めて貴重な木と知った。80cm位の木は地味で、薄くやわらかそうな葉の陰に蕾や花が見えていた。力を入れて撮ったのにピンボケばかり。その後来る度にすぐ横を通っているのに忘れこんでいた。
今日、植物観察会に参加して、つやつや光る赤い実を見つけて写した。先生の後姿を追いながら大急ぎで撮ったのに、瓢箪の形の実がばっちり写っていて、名前に納得するやら嬉しくなるやら。

08年 4月13日撮影