神戸市民山の会 ハイキング

今日は朝から雪花の散る天候だった。
昨日(17日)は朝から青空の良い天気。
神戸市民山の会のハイキング(義経伝説コース)に初めて参加した。
集合駅の神戸電鉄藍那駅のホームに降り立ったとたんに、マイクの「次のトイレ休憩は1時間後です。」と言う声が聞こえ、旗を持った方がトイレの方向を示してくれていた。
「市民山の会のハイキングは面倒見がよくて、初心者にも安心。」と聞いて参加したが「おぉ〜まさに!」。


少し歩いた高台の広場で今日の企画担当の山筋の方から、簡単なコース紹介と見どころ、注意箇所などの話があり、サイレンの合図で一斉にスタートした。
まず、〔相談が辻〕、住宅地を少し通り鵯越墓園に入り休憩、笛の合図でスタートして、左右に墓を見ながら暮園の中を南へ歩く。
〔高尾地蔵院〕と〔義経馬つなぎの松跡〕を見学。
少し歩くと淡路島や明石大橋が見晴らせた。この頃になると急に雲が多くなって「朝の天候だったらもっとよく見えたのに。」と言う声も聞こえた。


兵を2分した場所という〔蛙石〕の奇岩を見て、海を右に左に見ながら南へ。
暮園の中に、所々青いのぼり旗が立っているので何かと見たら、どうやら募集の区画らしい。
面倒を見る人がいなくなったのか、引越しでもされたのか。
時折はハイカーがどやどやと通り過ぎ、巡回バスも走り、海も見えるこんな場所でこじんまりと眠るのもいいのではなかろうか等と頭をよぎる。


〔水無池〕で、認印が一つ押された参加カードをもらった。
その後、〔鵯越大仏殿〕をゆっくり見て、神鉄鵯越駅に12時過ぎに着いた。


2時間余のハイキングで、しかも舗装道路ばかり。
整備された墓園の中を、北から南に縦断したという感覚で、伝説コースという感じはなかった。
しかし、担当の山筋の方々の行き届いた案内が心地よく、今後も参加させてもらおうと思った。
辻では必ず誰かが立って、行くべき方向を大きな声で教えて下さり、初めての道も迷わず歩けた。
おそらく、地図を見ながらのハイキングではこんなに早くは歩けなかっただろう。
寒い中、世話をしてくださった再度山の山筋の方々に感謝。


歩きながら話をした方が、帽子につけたバッジを見せて下さった。
回数によってもらえるらしい。どれもきれいだった。
私もとりあえず「10回」のバッジを目指すとしようか。


駅の近くの公園で昼食をとっていると、10人余のグループが何組か烏原の方へ入って行かれた。中に、見覚えのある顔も見えた。
力強さとスピード感あふれる歩きだった。山を越えて帰宅されるのだろうか。


公園の梅の花が、数輪開いていた。
タチツボスミレが一つだけ寒そうに咲いていた。
雪が降ってきて、電車に乗っている間にどんどん激しくなり、最寄駅から家まで歩く間に傘にずっしり積もった。