神戸電鉄 木曜ハイキング「有馬温泉癒しの森コース」

第5回木曜ハイク マップ片手にフリーハイキングに参加。約5kmで所要時間の目安は、休憩時間を除いて約1時間50分。
有馬温泉駅の改札を出た所で、今日のマップと参加シールをもらった。シールを台紙に貼り付け、上着を脱いで出発。去年の11月に紅葉を見に来たコースの一部なので、ゴールまでのルートがイメージでき、気もちに余裕がある。
〔有馬ロープウェー駅〕の前を通って、30分ほどで〔炭屋道入り口〕に到着。

この道は、〔魚屋道〕まで一気に上る急斜面なので、途中にある炭焼窯跡など見ながら、20分近くかけてゆっくり上った。
〔炭屋道〕は、緑はたっぷりだし、足もとは階段状に整備された道なのだが、なにしろ上りが続く。

〔魚屋道〕に出て、ホッとするのも束の間、〔筆屋道〕に入るとうっそうとした谷に一気に下りていく。
前を行く一人参加の女性が「誰もいない。誰か一緒に。」と立ち止まり、「行きましょか。」と言う男性とずんずん下りて行った。私の後ろの女性は、「下りで滑って、手を骨折したので。」と、慎重な足運び。
石が多く、アップダウンが激しいが、去年来たときより整備が進んでいて杭やロープがしっかりしていたので、怖さは無かった。
展望デッキでの見晴らしは、今日はよくなかった。

途中にスタッフ何人かがいて、落石危険の場所や、迷いそうな分岐での案内をしてくれた。フリーハイクにはスタッフは付かないのに今日はどうしてかと尋ねたら、初めての企画なのと、迷い込んだら獣道につき当たってしまう所があるのでという話だった。
確かに、昨秋来た時、道標が無く不安に思いながら歩いて、行きつ戻りつした道だった。あの時、上の方から賑やかな人声がし、その声を頼りに道を見つけたのだった。危なかったなあ。何故ここに道標を立てないのだろう。知っている人にとっては簡単なことも、初めての者には分からない。
〔太閤滝〕の河原では、早々と弁当を広げている人たちもいた。

〔炭屋道入り口〕から瑞宝寺公園まで、マップには約60分と書いてあるが、景色や草花を眺めながら、ゆっくり歩いて80分かかった。瑞宝寺公園では、緑滴るカエデの中で、ゆっくり弁当を食べた。
隣に腰掛けていた60代後半らしき夫婦の会話。「癒しというから、もっと楽かと思ったのにな。」
確かに、お二人とも軽装だ。去年初めて来た時の私の感想と同じだ。
帰途、炭酸せんべいなど買い、今日は暑くて足湯する気にもならず、3時間20分の有馬ハイキングだった。
ガマズミ