やぶれがさ(破れ傘)

ヤブレガサの若芽

キク科ヤブレガサ
山地の林床などに生える多年草。夏には花茎が120cmくらいに伸び、葉の傘は広がって40cmくらいになる。若芽は山菜として利用される。


林の中で木漏れ日を受けて、ヤブレガサがあちこちに顔を出している。枯葉の下から白い綿毛をかぶった頭をちょこんとのぞかせている。こんな可愛らしいものを食べる気には、私はならない。
命名の妙に感心する植物の一つだが、芽だしから花が枯れるまでの変化の大きさにも感動する。
落葉樹が多いこの斜面は、ヤブレガサには気に入りの場所なのだろう。落葉の栄養をしっかりもらい、花の咲く夏にはゆったりとした日陰に護られる。

    • ダイナミックに広がる予感


GW始まりの今日は、久しぶりに雨粒の落ちない良い天気になった。普段は静かな道に、ハイカーの姿が多かった。