神戸市民山の会(清流に沿って)

第735回神戸市民山の会のハイキングに参加した。
「有馬三山」という言葉をよく聞く。本を見ると、超健脚コースと紹介されている。
その一つの湯槽谷山は、よそ者の私にとってまず読み方が分からなかったことから名前を知った。
「ゆぶねだにやま」と読むらしい。
行基有馬温泉を再興した時、湯槽を作るのにこの山の木を伐りだした事から湯槽谷山と呼ばれるようになったとか。
どんな所だろう、でもとても行けない、と思っていたのだが、コース紹介に「湯槽谷峠」「一般向」の字を見て「おっ!頑張ってみよう。」と、今日に備えて裏山歩きを頑張った。


湯槽谷峠から紅葉谷道への谷は、道標もなくそのうえ8月の大雨で荒れ果てていた。
下見、下準備に大変な労力をかけられたのではなかろうか。危険な箇所には、ロープが準備されていた。
山筋の方々の力で、有馬の歴史とロマンに惹かれたど素人を楽しませて頂きありがとうございました。
歩くのに必死で、ロマンを感じる余裕などなかったけど大満足です。
菊水山の山筋の方に感謝、感謝です。

駅のホームでは「今日のコースにはトイレがありませんのでここで済ませてください。」と親切。

「湯槽谷峠から先は危険な箇所が多いので…」と注意があり、サイレンでスタート

    • 堰堤(9:57)

立派な堰堤。この頃には私はばてそうな気分。汗だく。ひーひー。ついていくのがやっとで、どの辺りかもわからない。あと少しで休憩します。がんばってー と檄が飛ぶ。

    • 湯槽谷峠へ (10:23)ここで休憩。一本道の山の中へ

    • 湯槽谷峠(10:54)

いよいよ急な下りに入り、ここで行列は渋滞。前方の谷の方では「ロープを両脚の間に。」「下を見ないでロープをみて。」等々緊迫した大声。後方で「けが人がでた。」の声に緊張感高まる。

    • 紅葉谷道到着(11:31)湯槽谷から広場に出てすごい開放感。

後ろを振り返ると一人また一人と谷から。どの顔も心なしかホッとしているようだ。が、このすぐ先の道路は流されて切れていて、むき出しの土管の上を渡った。

    • 鼓ヶ滝公園の楓(12:26)

ロープウェー駅で判こを押してもらい、解散。緑たっぷりの公園で弁当を食べ、有馬駅へ。

大賑わいの足湯は今日はあきらめて、ほかほかの温泉まんじゅうを買って電車へ。