うつぼぐさ(靫草)

ウツボグサ

  • ウツボグサ (別名:夏枯草 カコソウ  生薬名:カゴソウ)

シソ科
高さ20〜40cmの小〜中形の多年草
シイ・カシ帯とブナ帯の草原、道ばたに生えている。
花穂が矢を入れる靫(うつぼ)に似ることからの名。
花穂は、夏になって枯れてもそのまま立っている。
干した花穂は頭痛、高血圧、腺腫、利尿などに薬効があり、漢方薬、民間薬として利用される。



昨日の山歩きの道ばたのウツボグサ。
ニガナと並んで良い感じだったので写しました。

夏に花穂を2〜3本持ち帰って、庭の乾いた辺りで種をパシパシと叩き落としておくと、芽が出ます。
一度庭に入ると、こぼれダネでもよく芽を出して殖えます。
大きな平鉢に植えると見ごたえがあります。
なんでもお茶にするのが好きなのですが、ウツボグサは胃にくると聞いたので、花穂は専らドライフラワーとして利用しています。
茶褐色と変わった形がインパクトがあって面白いのですが、形状的にほこりがたまりやすいのが難点。一年経ったら庭や道ばたに持って出て、手で揉みながら撒いておきます。

  • 8月7日 撮影 夏枯草