とまと 夏野菜の主役

ミニトマトの花

  • トマト

ナス科
抗酸化作用を有するリコピンやミネラル、ビタミンA、B、Cを豊富に含む。



トマトが好きで毎年植える。作りやすいミニトマトと、美味しい大きなトマト。ナス科の作物は連作を嫌うから、狭い庭ではピーマンやナスはあきらめて、無農薬完熟トマト一筋。今年もミニトマト2本と、トマト3本植えた。
青いうちに病気が出て落ちたり、そろそろ食べられそうという時にヒヨドリにつつきあげられたりの苦労の末の賜物は、格別の美味しさ。


明治後半生まれの祖母は、料理も好きで偏食のない人だったけど「青臭い。」と言ってよう食べなかった。近所の農家から熟れすぎて出荷できないものを頂いて、おいしそうに食べる私を見て何度か挑戦したけど、結局亡くなるまで食べられなかった。
多分、子どもの頃に経験しない味覚だったのだろう。


以前読んだトマトの食文化史の本が面白かった。
アメリカでトマトを初めて食べた勇気ある人、日本にはいつ来たのか、トマトには野生種の故郷アンデスと栽培種の故郷メキシコの二つの故郷がある、観賞用植物・毒草から野菜と認められ更にトマトソース・ケチャップとなり…等々。
トマトが野菜になった日―毒草から世界一の野菜へ
トマトが野菜になった日―毒草から世界一の野菜へ 著者:橘みのり