有馬の紅葉 有馬温泉癒しの森

有馬温泉癒しの森の林

有馬の紅葉を、楽して欲張りに、ともくろんだ。
有馬三山の一つである落葉山は、頂上の妙見寺のイチョウとモミジ、はるか北摂の山並みまで見晴らせる眺望がすばらしかった。急坂を上り下りして一時間。

ロープウェー駅でトイレを借り15分ほどで「有馬温泉癒しの森」へ。
入り口で紅葉谷から下りて来たハイカーさんと言葉を交わした。
紅葉谷の紅葉はあと一息という状況だったと、でも、満足気な顔だった。

「癒し」とつくのでのんびりした森をイメージしていたが、いきなりの急な上りには汗をかいた。炭焼き窯跡もあり、上の方では紅葉谷の山も見晴らせた。途中の休憩所で昼食。魚屋道、筆屋道を経て太鼓滝へ出てやれやれ。沢から急坂を上ったら、急に別世界へ出た。

そこは瑞宝寺公園の園内で、和服姿やハイヒール姿の観光客で賑わっていた。赤、黄、緑とさまざまな色の楓が、さすが名所の風景だった。

瑞宝寺のすぐ下の「瑞宝園」の前で「コーヒー100円ですよー。」の呼声にひかれてロビーに入り、ゆったりした椅子で熱々のおいしいコーヒーとクッキーをいただき幸せな気分になった。

有馬温泉駅で電車を降りて乗るまで五時間。山の気分も味わえ、滝や紅葉も見て、サービス精神あふれた地元の人たちとも出会え、満足の里山歩きだった。

  • 瑞宝寺公園の紅葉