つくばね(衝羽根)

ツクバネ

  • ツクバネ

ビャクダン科ツクバネ属
山地のやや乾いた所に生える、半寄生の落葉低木。高さは1〜2m。雌雄異株。
実の形からの名。
果実は楕円状卵形で約1cm、4枚の羽根は小苞が育ったもの。


晴れて暖かくなったので、神戸市立森林植物園に行った。
ツクバネを見たいのだが、広い園内のどこにあるのかわからず、事務所に行っても昼休みなのか誰も出てきてくれない。「あぁ〜やっぱりお役所だ。」と、ベンチに腰掛けて1時になるのを待っていたら、作業服姿で園内をテキパキと点検している姿を何度か見かけたことのある職員の方が、私服で通られた。
呼び止めてたずねると、「すぐそこですが、分かりにくいのでご案内しましょう。」と、先に立って歩きだされた。その速いこと速いこと!自然な、すべるような足運び。しかも、結構な道のり。息を切らすと、時折立ち止まって待ってくださった。


なるほど、わかりにくい場所に地味に生えている。ヒノキの木立の下の斜面。丁度冬の真昼の日が射し込んで明るく輝いているものの、連れてきてもらわなかったら通り過ぎただろう。
昼休みの時間をとってしまって申し訳なかったが、親切は有難かった。
いつも思うのだが、この植物園はどうやら技術系(というのかな?)の人の方が親切だ。

  • 陽に輝いて

  • 下から見上げて


満足しました。
感謝。