むくのき(椋の木)甘い黒い実

ムクノキの実

  • ムクノキ

ニレ科ムクノキ属
高さ15〜20mの落葉高木。
山野の適湿の地に生え、人家、社寺、街道沿いなど人里にも植えられた。
材は堅く、農工具の柄、野球のバットなどに用いられる。


子どもの頃、友達の家の庭にムクノキの大木があった。実が黒く熟した頃、よじ登って実を食べた。
田舎道の道端のムクノキは、7〜8mの若木。実がいっぱいついている。人も鳥も食べないのか。
手の届く実を摘んで口に入れた。懐かしい、甘い味。


今日の朝は冷え込んで、真っ白に霜が降り水たまりはばりばりに凍っていた。
雲ひとつない青空に、思い立って田舎道と沢沿いのハイキング道を歩いた。
同じ気分の人が多いらしく、今日はいろいろな人たちと出会った。
田舎道を世間話をしながらのんびり歩くおばさん3人連れ、
「家にばかりいて腰いたになったので。」と言うおじいさん、
ハイキング道の駅の近くで「駅までまだ遠いやろか。」と緊張の面持ちのおじさん、
山じゅうに響き渡る元気な会話の女性グループ、
年配のご夫婦何組か、
「とんど焼きの代休やねん。」と弾んで歩く小学生とその母親20人ほどのグループ。
「樹木を調べている。」というノート片手の男性は、ふっと姿が見えなくなったと思ったら藪の中からひょこっと出てきたり、いつの間にか後ろに居たりの神出鬼没。

今日のように、賑やかなハイキング道も活気があって良い。