ほそばおきなごけ(細葉翁苔)枯葉の中のつやつやの緑

ホソバオキナゴケ

  • ホソバオキナゴケ

シラガゴケ科
葉は重なり合って付き、乾いてもくっつかない。
山地の老木の根元、腐葉土の上に白緑色の団塊をつくる。
乾燥すると、白みが増す。
保水力が大きいことから、園芸用に利用される。


あまり人の入らないハイキング道に入った。
雑木林の中の松の木の根元が木漏れ日をうけ、つやつやと緑色に輝いている。久しぶりに山苔に出合った。
以前は正月が近づくと、発泡スチロールの箱を持った山苔採取の人たちをよく見かけた。近年はこの辺りでは殆んど見つからないらしいと聞いた。
山苔はホソバオキナゴケが本当の名らしい。
この苔が生えている林は、広葉樹が多く地面はふかふか、冬の陽射が穏やかで心地よい。

今日は昨日より寒さが和らいだので、林の中をがさごそと歩いた。
北斜面には雪が残っていた。