しゅんじゅぎく(春寿菊)みやまよめな(深山嫁菜)

ミヤマヨメナ

*1

キク科
近畿以西の本州、四国に自生する。花期は春〜夏。


シュンジュギクミヤマヨメナが今見頃。落葉樹の林の中のわずかな平地に群生している。木々がうっそうと茂ってきた林で、足もとの枯れ葉の中から出た緑色の葉と真っ白の小さな花が、可憐ですがすがしい。
園芸で人気のミヤコワスレにそっくりの姿をしているが草丈は低く、高いものでも20cmほど。茎も細く全体的に小ぶりだが、静かな山の中でしゃっきりと力強く咲いている。

このところ眼の具合が悪く、22日も再診で眼科に行った。マスクに眼鏡、帽子、洗濯できる服、と完全防備(のつもり)で出かけたが、電車の駅では「不要不急の外出は控えましょう」と放送が繰り返されていて気分が滅入る。
病院に着いたら、がら空きでびっくりした。いつも待合室からはみだした患者が廊下にあふれているのに。待ち時間ゼロの病院は心地よい。まあ、こんな経験は二度とできないだろうけど。
次の診察日までは人ごみを控えて、眼によいといわれる山の緑を浴びる事にしよう。

*1:複数の方からシュンジュギクと教えられていたが、今回、他の方と来て、ミヤマヨメナと教えられた。「ひとはく」の先生に問い合わせた所、シュンジュギクはミヤマヨメナの変種で、高さが10cmくらい。この種の識別は難しいが兵庫県内にはシュンジュギクは自生しないと考えられる。とのこと。植物名を訂正します。2010年6月7日記