らくうしょう(落羽松)の呼吸根

ラクウショウ(ヌマスギ)の呼吸根

  • ラクウショウ(ヌマスギ)

北米東南部〜メキシコの湿地帯に生える落葉大高木。
日本へは明治の初めに導入され、植物園や大きな庭園の湿地や水辺に植えられる。
木の根元近くに膝根とよばれる呼吸根を林立させ、根の呼吸を助けている。
和名は、枝の側枝が、褐色になった葉をつけたまま落ちる様子からついた。



雪の残ったハイキング道を歩いて、神戸市立森林植物園に行った。
途中、急に雨がぱらついたり、雪が凍りついた箇所があったり、斜面からの落石が目の前1m位の所をとんだりのアクシデントが多かったせいか、到着したらぐったりした。
11時からの園内散策会に参加して、冬芽を中心に1時間ほど園内を案内してもらった。
今日のボランティアガイドの方は教養豊かで、植物にまつわるいろいろな話が楽しかった。
ラクウショウは、夏は水辺に豊かな緑の木陰を作り、秋は黄葉が池の水に映え、冬はさっぱりとした梢が青空に伸びる。周りの草がない冬は、呼吸根がよく見える。
植物園の醍醐味の一つは、身近にないものを自然に近い形で見せてもらえるところにある。

ぽかぽか陽気になったので、その後満開のロウバイなど見てまわり、送迎バスで帰った。
夜の気象情報で、今日の気温は3月上旬から中旬の暖かさだったと報じていた。