ひさかき(非榊、姫榊)の花

ヒサカキの花

ツバキ科ヒサカキ
高さ3〜10mの常緑小高木。雌雄異株。
昔から、榊として神前に、お花として仏前に供えられた。



久しぶりに山に入った。おついたち(お一日)が近いせいかシャシャキ(この辺りでは、ヒサカキのことをシャシャキと呼んでいます)採りの人が入った形跡があちこちに見られ、とりわけ花のついた枝は商品としてよろしくないのか捨てられている。
びっしり花のついた枝を拾うと、心地よくない臭いがした。捨てられているのは、このにおいのせいかと納得。
雄花はよく見かけるが、雌花はそのつもりで見ないと見つけにくい。花びらが赤っぽいものを見つけたので、小さな枝を折って持ち帰った。
形は雄花に似ているが花が小さい枝も持ち帰って、10倍のルーペで見たら、雌しべの横に雄しべが一本ある。ん?と本を読んだら、両性花もあるらしい。両性花ばかりの木があったのか。今度ルーペを持って山に入ってみよう。
ということで、小枝3本を並べて写した。左から雄花、両性花、雌花。
あとで小さなビンに挿して玄関に置いたら、夜になるにつれ臭っていけない。そのまま外に出した。

それっぽい花を見つけようと山に入ったら、目が慣れてきたというのかすぐに両性花が見つかった。その株についている花は、全部両性花だった。雌しべの周りに雄しべがたくさん見えた。