ひめはぎ(姫萩)

ヒメハギ

  • ヒメハギ

ヒメハギ科
長さ10〜30cmの小形の多年草。乾いた草原の日当たりの良い場所に生える。



ヒメハギは、山の中の、痩せ地ゆえに木の育っていない日当たりの良い場所や、山道の傍の乾いた草むらに生えている。葉も花も1cmあまりだし、茎も15cmほどで小さく、うっかり歩くと踏んづけそうだ。
でも、花の時期には結構存在感がある。
素人の私にはどれが花びらやらどれが萼やらよく分からない。面白い形だなと、面白がりながらしゃがみこんでルーペで見るだけ。花が終わると茎もしゅるしゅる伸び、葉もいく分大きくなり、ぺたんとした変わった形の実がつく。この頃になると、他の草に混じってしまう。
この時期、毎年同じ場所で咲いて、里山歩きの足もとに季節を運んでくれる。


昨日は正午頃から降りだした雨がだんだん激しくなり、夜中じゅう雷と雨の大荒れだった。
今日は、朝から晴れて空気も爽やかで、山の稜線がくっきりと近くに見えた。