神戸市立森林植物園の自然観察講座

「秋草の小径」さくら園より望む

以前から申し込んでいた「秋草と萩めぐり」の自然観察講座に参加した。
朝から今にも雨粒が落ちそうな曇り空。幸い午前中は時折傘を開く程度の雨で、足もとの良さそうな道を選んで下さった事もあって洋服も濡れず、楽しい2時間を過ごさせていただいた。


駐車場の北側の「萩の小径」とさくら園近くの「秋草の小径」をまわった。
「萩の小径」は鳥好きの友人が「オオマシコを近くで見られる」と寒い頃せっせと通っていて、名前だけは知っていたが来たのは初めてだった。
数年前から整備を始めまだ途中だそうだが、沢山のハギが木々と混じり合って自然な感じがよかった。このハギが増えた事が、実を目当てにくるオオマシコが増えた事につながったらしいとの事。
植物園ではいろいろな構想を練っておられるようで、これからが楽しみなコースがまた一つ増えそうだ。


私が神戸市立森林植物園を気に入っている所は、「自然に近いかたち」で木や草を見られることだ。
人の手が入らなければ歩くことさえままならない荒れ果てた山になってしまうということは、自然の里山を歩いていて実感する。
森林植物園がかなりの気配りで手入れをされている事が窺える。
車椅子に乗っても自然を体感できる身近な植物園の存在は貴重だ。がんばって欲しい。