やぶみょうが(藪茗荷)

ヤブミョウガ

ツユクサ
関東以西の本州〜九州に自生する。
高さ40cm〜1m。林内や藪に生える多年草
葉の形がショウガ科のミョウガに似ていることからの名。



ヤブミョウガの生えているこの場所は、30年前ここに移り住んだ頃は、山から流れ出る澄んだ水に小さな魚が泳ぐ谷深い川だった。
その後、道路と河川の改修工事が行われ、蛇行していたこの部分には水の流れがなくなり、湿っぽい谷になった。一昨年、縁に生えていた大きなエゴノキやカシの木が切り倒され、日当たりがよくなった。そして、その深い谷にいろいろな植物が元気よく生えてきた。
通るたびに、橋から下をのぞきこむのが楽しみになった。
ヤブミョウガの花もほぼ終わり、実の色も白色から青紫色になってきた。
状況の変化の中で自分の場所を見つけて、しっかり生きている植物を見ると、一日一日元気を出して生活しようと思う。