ひがんばな(彼岸花)

ヒガンバナ

ヒガンバナ科ヒガンバナ
中国原産の帰化植物。日当たりの良い田の畦や土手に生える多年草



昨日、植物観察会に参加した。山里の田の道も今どきはみな舗装され、時折は軽トラックが走る。
真夏に後戻りした様な暑さで、頭上の太陽、道路の照り返し、草いきれでめまいしそうだった。


太陽の下で黄色の稲穂と、赤いヒガンバナが鮮やかだった。
ヒガンバナは何故人家近くにあるのか。何故かたまって生えているのか。
先生は質問と説明を取り混ぜながら話してくださったので、頭によく入った。
毒草であるヒガンバナは救荒食物として人家近くで大切にされた。本当に飢えた時、球根を水にさらすなどの処理をして食べ物とした。
かたまって生えているのは、球根でしか増えないから。緑色の子房が膨らんでいても実らない。日本に渡ってきてから染色体が変化したのだろう。そういう植物はほかにもいくつかある。
洪水などで球根が流されあちこちに広がっていったと考えられる。等々…。


色々な事を知って野山を歩くと、面白さが一味違い、植物を見る目も変わってくる。

今日も暑く、夏バテ気分。