農作業のめやす 種漬け花

タネツケバナ

電鉄会社主催のハイキングに参加した。
もらった地図を見ながら、サクラの名所の湖を目指して全行程11㎞ほどを歩いた。
田んぼの中の道を、いくつかの史跡を巡りながら歩くのだが、今どき軽自動車がやっとの道幅の田んぼ道も全部舗装されていて、時々農作業の軽トラックが走るのであまりのんびりもしていられない。
田の中や畦に、日本タンポポオニタビラコやキンポウゲやその他いろいろな野草が咲いていた。
私が子供の頃は今の時期レンゲソウが一面に広がっていて、友達と鬼ごっこをしたり寝転がって空を見たりして遊んでいた。
見渡してもピンクの田んぼはどこにも無く、レンゲソウは田の端っこに少し花を咲かせていた。
その代わりというのかどうか、タネツケバナが一面に広がっている田んぼがあってそれはそれで感動だった。

アブラナ科
水田や小川のほとりに群生する。
苗代用の種籾を水に漬ける頃に繁茂し開花するので種漬花といわれる。
スーパーなどで売られる「春の七草」に、ナズナの代わりに入れられていることもあるようです。