華麗なる水辺  かきつばた

カキツバタ

アヤメ科
日本の他、中国東北部、シベリア、等に分布する。
アヤメ属の中で最も水湿地を好む植物なので、水のあるところにのみ自生する。
日本原産のアヤメ属植物のなかで最も古くから愛好され「万葉集」や「伊勢物語」にもその名が登場する。

木々に囲まれた池が道のつきあたりにパッと開け、白と紫のカキツバタが息を呑む美しさだった。
見とれてしまって写真も撮らず、池の周りの緑の木立の下をぐるりとまわった。
カキツバタは手前の日あたりのいい岸辺だけに群生していて、奥の方には睡蓮の葉が広がっていた。
コウホネの黄色い花が見えたのでズームで撮り、カキツバタも撮っておこうと元の場所に戻った。
近所で親しくしている方が、アヤメとカキツバタの花の区別がつかないと、先日話しておられたのを思い出したので。
写真家の方達の邪魔をしないよう、チョコッとうつさせてもらった。
今日は、昨日の草臥れで消化器の調子も悪く、必要最低限の家事をして家のなかでクタクタと過ごした。
明日でもご近所さんに見せてあげよう。
花の一番の違いは、花びらの模様。また、葉も幅が広くやわらかい。