華美な元気もの  ジャーマンアイリス

アヤメ科

アイリスの歴史は古く、紀元前2000年ごろの古代エジプトクレタ文明の頃から栽培されていた。
ジャーマンアイリスは19世紀から育種が進み、多彩多様な花色と花形の膨大な数の品種がある。



今、庭で元気いっぱいなのが、紫蘭ジャーマンアイリス
ジャーマンアイリスは20年余り前に、実家から「洋風の家に似合うだろう。」と数種類の株を持ってきて植えてくれた。
白、黄色、紫、など色も何色かあり、花びらがフリル状で華やかななものが多かった。
大切にしていたつもりだったのに、順々に消えていって弱々しい株が一つ残った。
10年ほど前、花好きの友人が「増えすぎたから。」と同じ種類の株を持ってきて、「こういう所にポンと置いとくほうが元気なのよ。」と月桂樹の下の地面をガガッと引っかいて、ポンと置いて帰ってくれた。
以来、肥料も水もやっていない。根茎など冬でも上の方がむき出しになっている。
それでもどんどん増えて、背丈も1m近くなって、毎年大きな花をつぎつぎと咲かせてくれる。
せっかく気に入ったスタイルで元気にしているのだからと、花を嬉しく観賞させて頂いている。