よく見れば可愛らしい小花が  庭石菖(にわぜきしょう)

アヤメ科
  
日当たりの良い道ばたや芝生に生える高さ10〜20cmの小型の多年草
花も径約1cmの小型で、日が当たると開く。
アメリカ原産の帰化植物で、各地に野生化している。


私は道ばたから種をつまんで帰って、庭にパラパラと蒔いた。毎年、居心地のいい場所に芽を出し、花を咲かせてくれる。

今日は、陽が時々射す薄曇のガーデニング日和。亭主は午前中の歯科受診に「昼飯はいらん。」といって出かけたしで、思いっきり庭仕事することにした。
花が終わりかけのトサシモツケの枝を切ったり、月桂樹のヒコ生えを切ったり、草を抜いたり。佳境に入っている頃、電気保安協会の人が安全点検に来てくれた。「どうぞ。」と言うのにワサワサのシマアシの前でメーターに近づくのを躊躇している。
「この時期、毛虫が…」
「今、ここで仕事していたから大丈夫です。」
「門の外にイラガがへばりついています。」
「エッ!イラガはまだいないはずですけど。」火箸を持って出て見たら茶色い木の葉がへばりついていた。「木の葉ですやん。」
「ほらここにも!」と目の前のサクラの枝を指差す。
「これ、イラガじゃなくてただの毛虫。」と、軍手をはめた手でつまみかけると
ササレマッセ!!」と悲鳴に似た声にこちらがびっくり。
よっぽど痛い目にあった経験があるのか。
そういえば、ごみ収集の人も毛虫に刺されて大変なので、庭木は束ねないで袋に入れて出すようにと回覧がまわっていたっけ。
どんな仕事も、思わぬところで苦労があるんだナ。