日陰の道ばたに真っ赤な実  薮蛇苺(やぶへびいちご)

ヤブヘビイチゴの花 5月14日撮影

バラ科
つる性の小型の多年草
シイ・カシ帯とブナ帯の日かげの林縁に生える。
実は蛇苺に比べて大きく、しわが無く光沢がある。有毒ではないが、おいしくない。

雲も多く、陽が出たり隠れたり。風が出てきたので、雨は大丈夫だろうと山に入った。
昨日の午前中の雨はかなりひどかったらしく、山道に積もった枯葉もしっとりと湿っている。
「こんな日は出るぞ。」と予想していたら、やっぱり大当たり。今日は蛇サマ三匹に遭遇。
木の根まで蛇サマに見えてきて、足も自然に速くなり、冷や汗かきかき下りてきた。
山の蛇は、色も土色で、どうしても気持ちの悪さが先に出てしまう。
きれいな花でも見て、気分を治して家に帰ろうと山際のユキノシタの群生をしばらく眺めた。
大きな樹がうっそうとしていて、ここも以前出合った所だな、と足元を見たら、草むらの中に真っ赤な実が光っていた。
真っ赤だけれど、食欲はそそられない赤。目に付いたのもなにかの縁。今日は蛇サマDayとしましょう。