いぬとうばな(犬塔花)夏の木漏れ日を受けて

イヌトウバナ

  • イヌトウバナ

シソ科
北海道〜九州の山の木陰に自生する多年草
トウバナに似て段状に花を咲かせる。



山裾に雨の後だけ水の流れる沢があり、まわりは一年中湿っぽい。
夏前にはドクダミユキノシタ、トウバナなどが群生して長い間花が咲いていた。
今は、ヤブハギの実やアキノタムラソウが谷風にそよぎ、イヌトウバナの小さな花が木漏れ日に白くうきでる。イヌトウバナの群生に踏み込むと、ハッカに似た香りが漂う。5mm足らずの花のほのかな色が良い。
暑さを忘れる空間で長く居たいのだけど、この季節蛇も居心地が良いらしいのとやぶ蚊の攻撃でいつも早々に退散する。