らっきょう(辣韮)砂丘のじゅうたん

ラッキョウの花

ユリ科
中国原産の多年草。鱗茎を酢漬けなどにする。
花茎は秋に出て高さ約40cmとなり、頂部に紫色の小花を散形花序につける。



実家に里帰りしていたら、叔母といとこが訪ねてきた。
従妹は土間に立ったままでいきなり「ラッキョウの花を見に行こう。」と言う。
絵を描く従妹は感性で生きているところがあって、面食らうこともあるけど行動を共にすると思いもかけぬ面白いことに出逢えることもある。
今日は私一人が乗っかることにした。
砂丘をぬけ、左手の海を見ながら松林の中をはしり、海を背に道を曲がると、空を横切って坂のてっぺんが見える。「この坂の上がだいすきなんですよー。」とるんるんとハンドルを捌く。
坂の上に着いたとたん目の前の風景が一変して、なだらかな砂丘に緑と紫の絨緞が広がっていた。
太陽が出ているともっと輝いてきれい、あと数日で満開、と従妹はちょっと申し訳なさそうに言ったが、私は十分満足して、二人でしばらく風に吹かていた。

鳥取砂丘ラッキョウのことが詳しいサイト↓
http://www.jan-agri.com/manande/rakkyou/rakkyou.htm