あきにれ(秋楡)の樹皮

アキニレの幹

  • アキニレ

ニレ科
本州中部地方以西の山野や河原などに自生する落葉高木。
花は秋に咲き、1〜2ヶ月で果実になる。
果実は楕円形の羽根があり、風に舞う。


烏原水源地近くでの植物観察会に参加した。
エノキ、ムクノキ、クスノキ、等々の大木が多く、5月に来た時はうっそうとしていたのに、落葉樹が葉を落とした今は明るく、木々の枝の隙間から時折激しく雪が降りてきた。
ここはまた、シダが多い所で、いろいろな種類のシダが茂っていた。


講師の先生の話も面白く、耳と目を忙しくし、しかも団体行動なので写真はあまり撮れなかった。
帰り道、駅の近くのアキニレの樹が、つかの間出た陽に照らされた。
まだら模様がきれいで、振り返って眺めていたら後ろを歩いていた方も「今日見たアキニレの中で一番きれい。」と立ち止まり、もう一人の方が「人間と一緒で木にも個性があるし、歳とともに変わるし。これは別嬪やな。」
同好の士というのは、初対面でも会話が弾む。

  • アキニレの果実 長径7〜8mmの楕円形の翼果がかたまってついています。